サウンドプログラミング 記事一覧

サウンドプログラムの記事一覧

ブログ形式の記述は、書籍とは逆に、工程の後から~前に積み上がるので、読みにくいです。目次を設けます。タイトルをクリックすれば、必要な場所に飛べます。

 

日付 タイトル 内 容 実習  項目

2021年

9月13日

サウンドプログラミング概要

弄れるデコーダーは3つ

デジトラックス

特徴と限界

 

2021年

9月19日

デジトラックス・サウンドローダーの取説

使用機材と価格

アプリの導入

データのダウンロード

基本操作

サウンドの書換

メモリー上限


サウンドデポから トラクショントロリージェネリック(古いアメリカ市街電車)のサウンドデーター取得

 

サウンドデータ(アメリカ市電)のサウンド書き換え

 

 


2021年

9月30日

デコーダーへのダウンロード

機器の接続法

ダウンロード

サウンドテスト

発生しない場合

 SDN136デコーダーへのダウンロード

2021年

10月10日


SPJヘルパー

概要 導入 基本操作


導入コスト比較

ローダーの限界

SPJヘルパー導入

サンプルの立上げ

ホルダー設定

プログラムページ

列の意味

上下順序の意味

プログラム3要素

 


SPJヘルパーの導入

インスト・立上げ


2021年

10月31日

プログラムを書き換える

番号を変える

プログラムを追加


警笛のF番号を変える

 エンジン音を追加し伸ばす


2021年

11月08日


 

プログラムを新しく書込む

 

プログラムを新しく書込む  ドア開閉音を新しく設定

2021年

11月24日

プログラム全体像を一覧

全体像を一覧する

削除禁止なもの

削除可能なもの

なぞのプログラム

 

 プログラムのプリント

2021年

11月24日


 

不適正ファイルの修正

 

   ファイルチェックと修正
 

 日本型サウンドへ改造

 

 工事中  
 

  アッセンブル(組立)

 

 工事中  
       

 

 

 

 

2021年11月24日 (水)

サウンドプログラム8_不適正サウンドの修正作業

「不適正サウンド」の修正作業

ここまで、理解できれば、あとはプログラムのアッセンブル(組み立て)だけ・・・で、サウンドプログラムが出来上がると思いきや、そうは問屋が卸しません。

試しに、この段階で「アッセンブル操作」をしても、・・・

2111211

エラーになりフリーズます。この場合、SPJヘルパーのアプリを「完全に終了」させてください」

2111222

エラーの原因は、一連のイベントプログラム(トリガー+サウンド音量設定+サウンドファイル)のうち、サウンドファイルが「形式的に適正でない」ことにあります。「適正な形式」とは、「Waveフィルで、8ビットで、サンプルレートが11025ヘルツ」の3点を満たすことをいいます。どんなサウンドなのか、サウンドの中身は、問われません。ファイル名だけ変えて、同じサウンドを使いまわしても、問題なく、プログラムをアッセンブルできます。

サウンドファイルの「適正判定」は、サウンドごとに、ここをクリックして確認します。

「vチェックマーク」が入っていればOK

211231

「警告が出る」なら、不適正ファイルです。

2111232

デイーゼル・イグザンプルの中を調べたところ、不適正ファイルは、サウンドクリップ4、5、7、8、9、14。こんなにもある。これを修正しなければ、アッセンブルができません。

アッセンブルを乗り越えるためには、どうするか?。「Wave、8ビット、11025ヘルツ」の(仮)サウンドファイルに付け替え、SPJヘルパーを騙してしまえば、いいのです。

ただし、(仮)ファイルが、判別がつくように、ファイル名は工夫が必要です。私は、元のファイル名の頭に「re_」をつけて、仮ファイルであること、と その元のファイル名がなんであるか、判明できるようにしています。

とりあえず、(仮)サウンドファイルで、アッセンブルを乗り越えます。サウンドの要件は満たしてますが、中身はドアチャイム音です。これがこのまま、サウンドデコーダになるわでじゃありません。安心してください。これは、あくまで仮サウンドです。後で、デジトラック・サウンドローダーを使い(本)サウンドを組み込みます。

それにしても、チュートリアルに「不適性ファイル」を混ぜ込むとは・・・、フレッド・ミラー氏、いじわる。

「(仮)サウンドファイル」の準備

置き換える仮サウンドファイルは用意しました。パソコンのデスクトップに、ダウンロードして置きます。


クリップ

番号

名称  サウンドの内容 適正結果と「代替サウンド」

Diesel_idle.wav

アイドリング音 正常ファイル

Diesel_idle_run.wav


停止から→走行の時

最初の部分

正常ファイル

Diesel_run.wav


走行→加速

(スロットル上げ操作)

正常ファイル

Diesel_run_idle.wav


走行から→停止の時、1回再生

場所:1列目、下から2番目


 

異常ファイル:

ダウンロード - re_diesel_run_idle.wav

 


Diesel_turnon.wav


エンジンの掛かりはじめ

場所:1列目:上から1番目


 

異常ファイル

ダウンロード - re_diesel_turnon.wav

 


6

LoopSound.wav

停止から→走行時 

サウンドの中央部分

正常ファイル:こちらのページで組み込みました
7

Diesel_horn_begin.wav

警笛の最初 異常ファイル

ダウンロード - re_diesel_horn_begin.wav

 


Diesel_horn_cont.wav

警笛の真ん中 異常ファイル

ダウンロード - re_diesel_horn_cont.wav

 

9

Diesel_horn_end/wav

警笛の終端 異常ファイル

ダウンロード - re_diesel_horn_end.wav

 

10

Diesel_Horn_Start.wav

ベル音 正常ファイル
11

Diesel_popoff.wav

エンジンの異音 正常ファイル
12

Diesel_pump_start.wav

エンジン吹かし音の最初 正常ファイル
13

Diesel_pump_cot.wav

エンジン吹かし音の中央 正常ファイル
14

Diesel_pump_end.wav

エンジン吹かし音の終端

異常ファイル

ダウンロード - re_diesel_pump_end.wav

 

15

Diesel_MilePoset.wav

運転士のマイルポスト宣言 異常ファイル

ダウンロード - re_milepost.wav

 

16

EndSuond.wav


停止→走行時の

最後の部分

正常ファイル:こちらのページで組み込みました
17

DoorOpen.wav

ドア 解放 正常ファイル:こちらのページで組み込みました

18

DoorClose.wav ドア、閉鎖 正常ファイル:こちらのページで組み込みました
       

「(仮)サウンドファイル」への置き換え修正

不適正ファイル「4] Diesel_run_idle=停止音から、かたづけます。

ファイルの全体像をプリントアウト( 操作はこのページして、このファイルDiesel_run_idleがどこに組み込まれているか、確認します。

→1列目・下から2番目だけでした(複数使われている場合もあります)

21112310

適正なサウンドクリップ4を、サウンド発生ログラムごと、削除しま

21112311

 

21112312

左上のAssignSoundClips(設定サウンドクリップ)リストからも削除

211123121_20211123213301

2111123122

このメッセージが出たら、ほかにも、このサウンドを使ったプログラムがあります関連するプログラムを全部削除しないと、リストから削除できません

21112325

 

3行目・サウンド設定のプログラムを、やり直し

21112311

21112313

21112314

21112315

デスクトップに置いた仮サウンドを SPJヘルパーに組み込み

21112316_20211123222901

21112317

3行目・サウンド発生プログラムの書込み

21112318_20211123214501

21112322

21112321

「AssignSoundClips(設定済サウンド)」リストを確認

21112324

以上で「クリップ4の不適正フィル」は、「適正なファイル」に置き換えられました。でも・・・不適正ファイルは、あと5つ残ってます。同じ作業をあと5回繰かえします。とほほ・・・ですね。

 

 

 

 

サウンドプログラム7  SPJ Helper プログラムを”読む”

プログラムを読む

この「ディーゼル・イグザンプル」は、アプリ原作者フレッド・ミラー氏(北米在住)の手によるものです。想定された車両は、おそらくは大型ディーゼル機関車です。

 

どのようなサウンドが、どの条件で発生するのか?それが読めないと、改造の方針がたちません。

たとえば、サウンド発生プログラムの中に、日本の車両では「ありえないサウンド」が、いくつかあります。警笛3連打は、その端的な例。使わないプログラムは、削除すべきです。また、同じディーゼル機関で動いても、機関車と気動車では、用意するサウンドが異なります。機関車にドア開閉音は不要ですが、気動車にドア開閉がなければ、乗車できません(笑)

【解説】プログラムの全体像を見る(プリントする)

プログラムの全体像は、この操作で、

2111101_20211116033502

画面表示(プリントアウト)できます。

2111102_20211116033601

23111130

PlaySound指定された、サウンドクリップは、ここで試聴できます。

2111181

2111182

プログラムの完成前に、こんなサウンドになるという「見極め」をつけてください。

明らかな「邪魔なサウンド」が、いくつかあります。たとえば・・・

2111132

 

削除してはいけないプログラム

これらのプログラムは、直接、サウンドを発生させるものではありませんが、だからと言って、削除していいものではありません。

2111161

イネイブル・モーター★★★

 これを削除してしまうと、スロットル操作とサウンドが、リンクできない状態になるそうです。理由がわかりませんが、アプリの製作者フレッド氏が警告するのですから…そうなんでしょう(笑)

なお、サウンドデコーダーを、ストラクチャーのサウンドとする場合(例えば、駅アナウンス専用とか)には、削除してかまいません。

ミュート・プログラム

ミュート機能で、サウンドを消すプログラムです」。F8のONでサウンドが消えます。

ミュートを使わないなら、削除して問題ありません.

デコーダー・リセット。??

デコーダー・リセットした後のCV値を設定します。果たして、「デコーダー・リセット」を使う機会って、あるのか?と思います。CV値をぐちゃぐちゃに弄りまくり、「もーわけわからん!最初に戻す!リセットだぁ」と、”ちゃぶ台返し”するのに便利かな?。このプログラム、私なら残しません。

削除していいプログラム

2111132

警笛の3連打  ベル音

  日本の車両には、こんな警笛やベル音ありません。全くもって使えない、無用なサウンドで、削除したほうがいいです。

マイルポスト宣言(運転手のおしゃべり)

  運転会のネタにはなりますけど・・・まず、日本語に置き換えないといけませんね。ブレーキ音とかブレーキ解除音に置き換えるため、残す手もあります

タイマーで上がるエンジン音、エンジンに混じる異音

  液体式のディーゼル機関を想定すると、工学的にはありえない挙動です。ただし、この音を差し替え、コンプレッサー音を再現するなら、使い勝手ありかも。

  最近、DE10に代え、電気式ディーゼル機関車HD300という車両が、全国で活躍してます。ディーゼル機関で発電した電気を、一度電池に貯めて、電池を電源にPMSMモーターを回しているようです。ですから、どんなに貨車をけん引しても、聞こえる音は、電車のモーター音だけ。貨車の入れ替え作業中に、エンジン音は聞こえません。どうやら、電池が減ったら、その時点で、発電機を回して、電池に給電するようです。このHD300のような「電"池"式ディーゼル機関」には、この「タイマーで発電エンジン音が鳴る」プログラムは、とても合理的です。

  まあ、重い貨物を引っ張る際に、エンジン音が高鳴るほうが、模型的に、はるかに「絵になる」んですがね・・・。

謎のトリガー・プログラム Sit in idle

21111810

フレッドミラー氏が残した「特殊なトリガー」です。この「ディーゼル・イグザンプル」設例にだけ、用意されいます。

SPJヘルパーをどう弄っても、このトリガーは出せません。ですから、このトリガーを使いたければ、「ディーゼル・クグザンプル」を呼び出したうえで、このトリガーを残し、そのほかを書き換える、この手しかありません。

この「Sit in Idele」というトリガー、3つの例外を持ちます。

①まず、「Sit in Idele」で再生するサウンド「上位優先のルール」が効きません

 通常、同じ列にあるプログラムなら、上位にあるイベントが、優先して適用され、下位のイベントは、動きません。しかし、この「Sit in Idele」は、順位を下に置いても、動きます。

②「Sit in Idele」で再生するサウンドは、同じ列のサウンドと、重複再生します

 同じ列にあるサウンドは、重複して再生させることができない・・・はずですが。コイツだけ例外。

③「Sit in Idele」で再生するサウンドは、アドレスを切らない限り、動き続けます

「謎のトリガー=Sit in Idele」への対処方法

筋の通らなトリガーだから、削除して書き換える。それはそれで「正解」です。

2111204

2111205

②このトリガー「Sit in Idele」を生かす。

この場合、工夫が必要です

一般に、エンジンから出る音(アイドル、加速、減速、シフトチェンジ)は「音量設定CV=140」を共通にしますが、このアイドリングサウンドだけ、音量設定を別のCV(たとえば「CV=142」)にします。

SPJヘルパーのプログラムでは、ここだけ書き換えしておきます。

2111207

あとは、運転の段階で、共通のエンジン音(CV140)を「1-64の60台」に、このアイドル音(CV142)を「1~64の20」程度に、サウンドのボリュームを個別調整します。

こうすることで、サウンドの再生は、エンジン出力を上げるサウンドが、相対的に強く、アイドル音が、相対的に弱くなります。これで、エンジン音が上がれば、弱いアイドリング音はかき消されて、聞こえなくなります。弱いサウンドを強いサウンドでごまかす。邪道ですね(笑)

 

2021年11月 8日 (月)

サウンドプログラム6 SPJHelper プログラムを書き込む 解説と実習

(3)課題:全く新しいプログラムを 書込む

【解説編】

前回までは、作例にあるプログラムを”書き換え”を練習しました。今回は、書き換えではなく、新しいプログラムを”書き込み”します。

「書込み」の3つのルール(列選択・上下順序・中身)

①入れる場所(ボイス列=縦列)のルール

デジトラックスのサウンドデコーダーは、品番がSDN(又はSDH)と書かれたものは3チャンネル、SDXN(SDXH)と書かれたものは4チャンネルの 異なるサウンドを同時再生できます。

とは言っても、3つも4つものサウンドを、同時かつフルボユームで再生しても、スピーカーが小さいですから、きれいなサウンドにはなりません。つまり「同時再生」とは、警笛を鳴らしても、エンジン音やモーター音が「途切れない」というだけの話です。過大な期待は禁物です。

走行関連のサウンドは、左側「ボイス1」にまとめます。というのも、加速音も減速音も、同じエンジンから発生するサウンドですから、加速音と減速音が同時に再生しては、矛盾なのです。ですから、同じ列にまとめて、同時再生を避けてます。

2111022

②入れる上下順位=優先順位のルール

今回のドア開閉音にについては、影響なしですが、走行関連のサウンドは「優先順位=上下の位置取り」に注意を要します。

同じチャンネルにあるサウンドは、優先順位の上位のプログラム(サウンド)が完了しないと、下位のプログラム(サウンド)が作動しません。ここに問題があるのです。

2111025

もし、減速優先の位置取りにすると・・・

2111023

〇メリット:加速サウンドが鳴っていても(実行中)、減速操作が優先。

  スロットルを下げれば、即座に減速サウンドが始まる。

×デメリット:減速サウンドが鳴っている(実行中)と、減速操作が優先。

  スロットルを上げても、加速サウンドが始まらない。

反対に、加速優先の位置取りにすると

2111014

〇メリット:減速サウンドが鳴っていても(実行中)、スロットルを上げれは、即座に加速音が鳴る。

×デメリット:加速サウンドが鳴っていたら(実行中)、スロットルを下げても、減速音が始まらない。

このような 悩ましい事態が生じます。解決法はありません。どちらかの選択です。

④入れるプログラムの 要素のルール(イベント・音量設定・サウンド)

正直な事を言えば、私は、このデコーダーを動かしている PICマイコン、そのプログラム言語マクロ・アッセンブラーの知識はありません。また、このアプリの作成者フレッドミラー氏に教示を受けているわけでもありません。それでも、作例から「SPJヘルパー」を読み解くことができました。

ほしい動作は、2つ。「ファンクションの ON/OFFで、サウンドを鳴らせる(消せる)こと。「スロットルの操作(停止・発進・加速・巡行・減速)で、サウンドが鳴らせること」です。それ以上わからなくとも、十分遊べます。

例えば、左列2番目は、「F1→警笛発生」ですが。ここから「イベント」「音量設定」「サウンド」の3要素が、必要条件と読み解けます。

2110202_20211103230201

イベント:ファンクションF1を押し続ける限り

音量設定:サウンド音量はCV〇〇〇(140-147)で設定して、

サウンド:サウンドクリップを鳴らせ

同様に、右列3番めのプログラムは「停止から発進→発進サウンド」ですが、3要素が満たされてます。

2110202_20211103230301

イベント:アイドリングからスタートしたら

音量設定:CV142で音量を設定し

サウンド:サウンドクリップ2を鳴らせ

要は、新しいサウンド発生プログラムを書き込むなら、「イベント」「音量設定」「サウンド」の3つあれば、サウンドデコーダとして十分機能する ということです。

なお、音量設定は140-147まで可能ですが、同じCVを共通で使うことができます。サウンドの使いまわしも、もちろん可能です。

それ以上は・・・私にはわかりません。まあ「研究対象」として試す価値はありそうです。

【実習】

それでは、実習に移ります。

現在弄っている作例「ディーゼル・イグザンプル」は、このアプリを開発したフレッドミラー氏が、「プログラム練習用」に残したものです。おそらくは、北米大陸のディーゼル機関車を想定したものでしょう。同じディーゼル機関を使っている、とはいえ、このサウンドをそのままに、日本のディーゼル・カーのサウンドに応用するには、無理があります。サウンドの音色の違い、だけなら、サウンドローダーで「サウンドの入れ替え」でなんとかなる、のですが、問題は「サウンドが足りない」ことにあります。例えば、作例には「ドア開閉音」がありません。(機関車なので、当然ですね)

そこで、ファンクション操作による「ドア開閉音」の再生を、新しくプログラムします。

2111011

1行目:イベント

3列4番目(空白セル)をクリック。リストがドロップダウン。AddEventクリッック

2111061

トリガーイベントの詳細 赤丸のクリックで、リストがドロップダウンします。

2111062

Fkeyは「ファンクションの操作」、ファンクション番号→「4」、TurnOn「入れた場合」

2111063

2111064

クリックで、1行目に埋め込まれます。

2111065_20211107133901

2行目:音量設定のCV番号

トリガーのリストから「SetVolume from CV」

cvは149 ※空き番号だったので利用しました。それ以上の理由はありません。

140~150(?)ぐらいの範囲で設定できます。143を設定したかったのですが、この作例では使用済みでした。番号は重複可能。エンジン音関係は「cv140に一本化する」とか、「警笛」は大きく出すため別枠で141、などどルールを決めておきます

2111066

「Save・・・」をクリックすれば、2行目に埋め込まれます。

2111068

行目:サウンド発生プログラム

前ベージ「サウンドプログラムを書き換える」で、操作法を説明しました。操作方法は同じです。図解しておきます。

使用するサウンドファイルはこちら デスクトップにダウンロードしてください。

ダウンロード - dooropen.wav

ダウンロード - doorclose.wav

2111069

21110613

21110614

211106151

21110616

21110618

211106182

21110619_20211108014901

211106201_20211108015001

それでは、ドア・クローズのプログラム。手順は同じです

211106202

ここだけ、Turn OFFにします。

211106221

 

 

2021年10月31日 (日)

サウンドプログラム5 SPJHelper プログラムを書き換える

1 プログラムの 操作と練習

前回に引き続き、SPJ Helperの操作練習です

(1)課題:既存のプログラムの ファンクション番号を変えてみる

まず、一番簡単な課題から・・・  

学習教材とした「ディーゼルサウンド」右列2番目が、F1の警笛プログラムです。

F1をライト点灯に使用している場合、ファンクションは重複します。重複してデコーダーが壊れることはありませんが、警笛を鳴らすたびにライトが点灯消灯しては、挙動がおかしいです。そこで、警笛発生をF1からF5に変更します。

【操作1】書換対象を右クリック→リスト

2110206

【操作2】リスト→EditEventクリック

2110207

【操作3】一番上の行(トリガー)を書き換えるため クリック

2110208

【操作4】トリガー詳細の選択

 Fkey:ファンクションキーで

 ファンクション番号→6

 WhileOn:押している間(TurnOn:押した時)

2110209

【操作5】保存

21102010

【確認と終了】

21102011

********************************************************************

 

 

(2)課題:既存のプログラムの 発生サウンドを追加してみる

①下準備

  まず、組み込むサウンドを用意しました。下準備としてパソコンにダウンロードし、デスクトップに保存してください。SPJヘルパーの操作実習で使います。

  ループサウンド※:ダウンロード - loopsuond.wav

  エンドサウンド:ダウンロード - endsond.wav

 ※サウンドの内容は、ループサウンドではありません。理由があります。

組み込むサウンドは、8ビット11,025レートのWaveサウンド。でないと、SPJヘルパーに弾かれてしまい、サウンドプログラムが組み立てできない「トラブル」がおきます。

困ったことに、適正条件で作成したファイルでも、SPJヘルパーが、気まぐれに「不正」と認定し、ファイルを弾くことが多々あります。

ここでは、サウンドプログラムの組立を最優先に、SPJヘルパーが弾かないサウンドファイル、を用いました。いわば、組み立て(アッセンブル)のための「仮・サウンドファイル」です

なお「本・サウンドファイルは」、アッセンブル(組み立て)を実施した後、SPJヘルパーではなく、サウンドローダーを使い、組み込みます

②書き換えの方針

書換のターゲットは、左列3番のスタートサウンド。作例のプログラムでは、一本のサウンドクリップ(2)を1回だけ鳴らす、とプログラムされていました。

【書き換え対象】ボイス1の3番目、クリックして→リスト→ShowDetails

2110261

これに組み込むサウンドは、こんな感じです。作例どうり組み込めば、スロットルを停止から発進させた時に、この8秒の発進エンジン音が1回鳴る、動作となります。

2110210

でも8秒間では、発進サウンドの継続時間としては、もの足りないです。時間を延したいです。

かといってメモリー数には制約があります。デジトラデコーダーでは、1つのサウンドクリップは11秒。デコーダー全体で総量は50秒です。メモリーを増やさないで、発生時間を延ばす、そこに工夫が必要です。

そこで、1本のサウンドを1回の命令で再生する方法を、書き換えます。

まず、サウンドを「3パート」に分割。それぞれ、スタート・ループ・エンドとし、同じサウンドから切出します。サウンドの切り出しにも、テクニックを要しますが、今回は、サウンド編集が目的ではありません。サウンドは提供しました。

2110212

サウンド再生の命令も、3つに分けます。

改造前のプログラムは・・・

2110261

これを、①スタート部の再生命令②ループ部の再生命令③エンド部の再生命令とします。①の再生命令は、既にあるので、②と③の命令を追加します。

改造後のプログラムは・・・

2110262 

ポイントは、②ループ部の再生だけ複数回命令しているところです。つまり、再生パターンは「①スタート+②ループ+②ループ・・・②ループ+③エンド」となります。

改造前は1本8秒のサウンド再生でしが、これを ①スタート6秒+②ループ1秒×5回+③エンド1秒=計12秒に仕立て直すのです。こうすれば、搭載メモリー量は同じで、時間をのばすことができます。

2110213

※このような処理は、一般に「ループ処理」と呼ばれるもの。これは、どのプログラム言語にも用意されています。プログラム言語で書けば「For・・・」とシンプルな構文で済むところです。されど、SPJヘルパーのノン・テクモードでは、素人向けアプリなので、ループ処理が用意されていません。苦肉の策で、こんなプログラムを組んでいます。

 

③SPJヘルパー操作

いきなり操作画面が変わる、次々と表がポップアップする、加えて、プロセスが長いです。が、お付き合いください。

【操作1】ボイス1(左列)3番右クリック→リスト→EditEvent(イベントを書く)をクリック

2110281

【操作2】プログラムの枠を設定します

 2-1:「右表アクティビティ」の下に枠を入れます。一番下のプログラム枠(PlaySoundClip 2)をクリック。→緑帯

 2-2:クリックしたプログラムが、左下にポップアップしてきます。

    左から削除、書き換え、挿入です。→挿入を操作します。

 2-3:下にポチマークを入れます。

    上ポチは 対象行の上に挿入。下ポチは対象行の下に挿入。

    プログラムは上から実行されます。SoundClip 2後に実行させるため、下側に挿入します

2110282

→空のプログラムが設定され アクティビティのディテール(詳細)に変わります。

21102831

【操作4】アクティビティ(命令)の詳細を埋めます

4-1セレクト・アクティビティ(命令の選択)赤丸部分をクリック→、リストがでます。2110283

4-2:命令の一覧が、ドロップダウンします。命令:PlaySuond(サウンドを鳴らせ)をクリック

2110284

4-3:サウンドの選択

次に、「どのサウンドを鳴らすのか」指定しますが・・・、今回は「新規のサウンド」です。サウンドがありません。サウンドの指定するためには、「新規サウンド=下準備に用意して、デスクトップに置いてあるループサウンド」を、SPJヘルパーに取り込みます。

この場所=「組み込むサウンド指定する」 をクリック

2110285_20211029172001

4-4:サウンドリスト

画面がポップアップ。サウンドリストが並びます。

「新しいサウンド=LoopSuond」 は、ここに並んでません。ここに「新しいサウンド=LoopSuond」を並べます。リストの下に、パソコン内のサウンドファイルを指定して、リストへ追加します。「インポート」ボタンがあります。これをクリックします。

2110286

4-5:インポートするサウンドを探す

「パソコンのディレクトリ(一覧)」が表示されます。ここをたどり、デスクットップに置いてある サウンドファイルを探します。

2110287

デスクトップ ホルダーを探して開くと、準備しておいたサウンドファイル「LoopSound.wav」が見つかります

2110288

4-5 インポートするサウンドをコピー

クリックして 帯をかけてから、CopyFilse(コピー)します

2110289

4-6:リストに取り込まれます。

21102810_20211029194201

4-7:確認と保存

取り込んだサウンドが 適正(8ビット・レート11025ヘルツ)かどうか?確認します。

サウンドをクリック。チェックマークがついていればOK。→保存します。

21102812

道をはずれますが・・・

用意したサウンドは、適正なものですが、もし、異常なファイル(8ビット11025ヘルツを満たしていない)とこんなメッセージ出ます。このサウンドファイルは、使えません

21102811

この段階では、問題なく進めることができますが、異常ファイルを組み込むと、先のプロセスで、ファイルの「アッセンブル=組立」ができす、アプリが停止します。

ちゃんと、8ビット・11025ヘルツで、サウンドを作成していても、SPJヘルパーが「異常」として弾きだす、そんなケースが多々あります。このアプリのバグかもしれません。

もとの道に戻ります。SaveSuond(保存)の後、画面が戻ります。

21102814

4-8:発生形態の選択

サウンドの発生(単発再生か 連続再生か)選択します。→単発を選択

21102815

保存します。

21102816

5プログラムの追加完了と中断方法

3列目に新しいプログラムが追加されました。これでOKです。

疲れてませんか?、作業を一度中断するにはEnd EditEvent(イベント書込み終了)をクリック

21102817

画面が戻ります。ここで、左上のサウンドクリップ・リストにサウンドNo6「LoopSuond」が追加されてますね。

21102818

作業を再開します。

4列目以降も、同じプログラムを並べます。復習です。同じプロセスなので 解説は省いて 画面のみ

2110301

 

2110304

2110303

2110304_20211031041401

【ココだけ注意】・・・

サウンドはリストに組み込み済です。サウンド番号6を入れると LoopSoundが入ります。サウンド番号は、左上の表にあります

2110305

2110306

2110307_20211031135601

2110308

5列目以後も 同じ操作です。プログラムを並べます

2110309

8列目は、同じプログラムではなく、「EndSound」の再生です 

手順は、LoopSoundの組み込みと同じです。総復習ですね。

21103011

********************************************************************

ここでまでは、既存のプログラムの「書き換え」でしたが 次回はプログラムをゼロから創る に挑戦します

2021年10月20日 (水)

サウンド・プログラム4 SPJヘルパー1

サウンドプログラムに必要な機器とその資金

お高いイメージを抱くDCC(デジタル鉄道模型)ですが,具体的に必要資金をまとめまます。この遊びに必要なのは、DCCコントローラー・サウンドブログラム機器、サウンドデコーダーの3点です。

使用メーカー  デジトラックス  Esu

コントローラー 


 KATO D102

(デジトラックスOEM品)

 実勢価格2万2千~

        ※

サウンド・プログラマー

(ハード)


 PR4

 1万円


 Lok

 サウンドプログラマー 

 2万4千円~2万8千


プログラム・ソフト(アプリ)

  無  料  無  料

サウンド・デコーダー

 


SD系(50秒8bit)

      8千円前後

SDX系(3分16bit)

  1万円前後

 


クマタ貿易(公式代理

 2万2千円

並行輸入品

 1万6千円~

   合  計   4万円 前後

 6~7万円

※コントロール機器を2万円と仮定して


【参考】

日本型車両のサウンド・データー

 


モデルランド田中

 PR4使用料:900円 

 データのみ 無料

 (要 PR4)


クマタ貿易

 2万5千~

 含む サウンドデコーダー代金

オープンサウンドデータ

 無料

 (要 サウンドプログラマ

  モデルランド田中入替サービス

  を利用すると 1019円/1回) 

     

※ Esuのコントローラーというと、価格が11万円(正規代理店クマタ貿易)なんて高級機種がありますが、DCCの運転で、Esuのデコーダーを鳴らすのに、Esuのコントローラーである必要はありません。同じく、デジトラックスデコーダーを鳴らすのに、デジトラックスのコントローラである必要もありません。DCCの国際認証規格は「NMRA:アメリカ鉄道模型協会」です。「NMRAの認証コントローラー」であれば、どのメーカーでも、運転もサウンドも、大丈夫です。

いっぽう、サウンドプログラム機器は、デコーダーの製造メーカーと、不可分の関係にあります。いくら安いといっても、デジトラックスのサウンドプログラム機器(PR4)で、Esuのデコーダーをいじれません。価格が高くとも、Esuのプログラマーでは、デジトラックスデコーダーはいじれません。

さて、この価格 高いっ ですか?4万円というと GMやマイクロAの増結込み10両セットとか、Tomixの「さよなら・なんちゃらセット」と等価です。プログラミング機器とかDCCコントローラーは、1回買えば10年は維持できますよ。

話題をサンウドに戻します。

デジトラックス・サウンドローダーの限界2110137

デジトラックス・サウンドローダーでは、組み込まれたサウンドを 自分の好みのサウンドに組み替えることができます。しかしながら、指定されたファンクション番号の変更、指定されたトリガー(スロットル操作)を変更することが、一切できません。これを可能にするアプリが「SPJヘルパー」です。

動作環境はWindows8まで、と書いてありますが、Win10で動きます。MacOSには、対応してません。

Spjhelper

SPJヘルパーは、デジトラックス社ではなく、アメリカ人プログラミング技術者フレッドミラー氏が、個人で作り出した、アプリケーションです。サウドローダーではいじれない、ファンクションの設定、サウンドのトリガーを自在にプログラムできます。

フレッドミラー氏のHP

http://fnbcreations.net/tractionfan/index.html

SPJヘルパーのダウンロードページ

http://fnbcreations.net/spjhelper/index.html

SPJヘルパーの公式解説PDF

http://fnbcreations.net/SPJHELPER.pdf

個人が趣味の延長で作ったアプリですから、不具合はそこかしこにあります。でも、個人の作品に、文句をつけられません。また、これがないと、事実上、デジ社のデコーダーで、日本車のサウンドを作り出せません。

デジトラのデコーダーは、マイクロチップ社のIDE(開発環境)を使っているので、PICです。使用言語はマクロ・アッセンブラー。これ以上のことは、私にはよく分りません。フレッド氏は、デジトラックスのデコーダーについて解説しています。

All About DigitraxSoundDecoders(デジトラサウンドデコーダーの全て)

http://fnbcreations.net/Articles/All%20About%20Digitrax%20Sound%20Decoders.pdf

それにしても、デジトラ社の企業秘密をオープンにして、法的に大丈夫>フレッド氏

SPJヘルパー概要

参考動画です。6年前(2015年)に作成しました。つらつら文章を書き連ねるより、百聞(この場合「百文」かな?)は一見にしかず。

インストール

先の動画の通りです。

さっそくですが、次のトラブルに注意してください。

SPJヘルパーは、英語を前提にプログラムされています。お使いのパソコンOSに、日本語で利用者登録がなされている場合(例えば、漢字で「安倍晋三」とか)には、ダウンロードが停止します。この場合、登録名を「ABE SINZOU」と英数文字に変更し、登録をやり直してください。

1ページ目:ホルダー作成ページ

最初の立ち上げ画面

2110131

操作手順

最初に、作業モードを選択します。ノンテク(素人)モードとプロモードがあります。ノンテクモードを選択してください。プロモードは、アッセンブラーでPICマイコンが組める(又は、仕事にしている)ならば、扱えるかもしれません。なお、作業途上でモード変更はできません。

2110132

新規作成、継続再開、検索再開を選びますが、ここでは「新規作成」です。なお、Quitで終了できます。

2110133

新規作成を選択すると、作業ホルダーの名前を入れるよう 指示してきます。

2110134

【参考】

作業ホルダーは、SPJ_Projectというホルダーの中に、生成されています。Windowsホルダーでも、ユーザーホルダでもない、独立したディレクトリに連らなっています。場所を確認してみてください。

2110135

作業ホルダーの中身は、複数の異なるファイルが詰まっています。

2110136

 

2ベージ目:プログラムページ

サンプルプログラムの導入

SPJヘルパーには、利用者の学習用のサンプル(チュートリアル)が4本用意されています。トロリー(市電)、ディーゼル車、蒸気機関車、市街地の雑音、です。ここでは、学習用にディーゼルのサンプルデーターを呼び出し、操作手順を解説します。

前回の続き、1ページ目でホルダー名を入れると

2110134

2ページが開きます。ます「ホルダーにあるプロジェクトを参照するか?」と聞いてます

2110191

教材として「ディーゼル車のサンプルデータ」を展開したいので、YES

2110192

パソコン内のホルダー、SPJProjects が開きます。DeselExampleを選択して 開く

2110193

選択して 開く

2110194

次に「サウンドファイルを参照するか」と聞いてくるので Yes

2110195

これで準備完了です

作業の中断は、Quit Simple Mode をクリック。「作業の保存」を聞いてきます⇒YESです2110196

1面に戻ります。Quitで「アプリの終了」です。

作業の再開は、モードを選択してから、Continue(継続)をクリック 直前の作業ホルダーが開きます。

2110197

テーブル(表)を読む

1テーブルの大構造(サウンド・チャンネル)

「縦列」が、サウンドチャンネルです。

2110201

異なる列(チャンネル)に置かれたサウンドは、独立操作でき、同時再生が可能です。

【ルール】異なるチャンネルは 同時再生できる

例えば、警笛と加速音は、別のチャンネルです。加速しながら、警笛を鳴らせます。プログラムの詳細を見ます。次の操作をしてください。

21102021_20211019204101

左列・上から3番目を左クリック②ドロップダウンリスト③ShowDetails(詳細)をクリック)

2110202

ここには、発進時のサウンド発生がプログラムされてます。プログラムの意味は

  1. スロットル:アイドリング(停止)からスタート(発進)したら
  2. ボリュームをCV140で設定して
  3. サウンドクリップ 2 を鳴らせ

2110202_20211019203501

ここは、警笛のプログラムです。意味は

  1. ファンクション1が押されている間
  2. ボリュームをCV142で設定し
  3. クリップ10を鳴らせ

列(チャンネル)が違うので、発進加速音を出しなら、警笛を鳴らす、サウンド同時再生が可能です。

 

【ルール】同じチャンネルは、同時再生できない(しない)

右列の下から3番目を詳細を読みます。巡行走行音です。

21101910

加速音と巡行音は、同じ列にあります。したがって、サウンドを同時再生できません。しかし、加速しながら巡航走行する、なんてことは、操作が矛盾します。走行は、加速か巡航か「どっちか」でしょ。加速音と巡行音は、同時に鳴らす必要はなく、また、同時に鳴っては困るのです。だから「同じ列」に置きます。以上が、縦列のサウンドの置き方です。

 

2:テーブルの中構造(プログラムの並べ方)

同じ列のサウンド、その上下の位置取り。そこにはルールがあります。

【ルール】同じ列に置かれたサウンドは 上に置かれたプログラムが優先再生されます。

2110201_20211020124001

さて、加速と減速どちらを上(優先)に置きますか?

2110203

加速の下に減速を入れた場合、加速サウンドが終わるまで、スロットルを減速に入れても、減速サウンドが再生できません。

2110202_20211020124201

減速の下に、加速を入れれば、加速サウンドの再生中でも、スロットルを減速に入れれば、減速サウンドが再生します。

ただし、減速サウンドが終わるまで、加速サウンドが再生できません。

つまり SPJヘルパー(素人モード)では、いわゆる「割り込み処理」ができないのです。

しかたたないので、私は「減速を上・加速を下」に配置して、加速音の途上でも減速音に切り替変わる、プログラムを組みます。この順序どりは、フレッド氏の作ったサンプルとは、異なります。

フレッド氏のイベント・プログラム置き方はこうですが・・・

2110201_20211020124001

私なら 減速を優先して このように置きます。

2110202_20211020124201

このプログラムなら、加速のサウンドは、20秒でも30秒でも連続して大丈夫。減速操作すれば、即座に減速音に切り替わるからです。運転では、「所定の位置に止めること」が求められます。減速操作が優先されて当然です

一方、減速音は、終わるまで、加速音に切り替えられません。したがって、あまり長い減速音は組めません。

まとめると、加速と減速を頻繁に繰り返すような運転すると、デジトラックスのプログラムは、アルゴリズムが 馬鹿 単純すぎて、サウンドが運転操作についてこれないのです。デジトラックスは「安かろう悪かろう」ではなく、「馬鹿とはさみ・・・」使い方しだいなのです。

3:テーブルの小構造(プログラムの書き方)

基本ルールは

  1. イベント(スロットル操作 又はファンクションのON/OFF)
  2. 個別サウンド音量のcv設定(CV140~147 同じcvも可能)
  3. 発生サウンド(5つぐらい並べることもできます。単発再生とループ再生が選択できます)

最低限、この3要素をこの順序で並べれば、サウンドは発生します。なお、サンプルのプログラムには、「タグ」とか、「ブレンド」とか、ついているものが多々ありますが、私には、その効果がわかりません。

練習1:レーン右(ボイス3)の2番:警笛の発生を F(ファンクション)1から、F5に変更

2110206

2110207

2110208

2110209

21102010

21102011

練習2:レーン中(ボイス2)にドア開閉音を追加

 ・・・説明が長くなりすぎるので、今回はここまで。次回はプログラムの書き換えや追加をじっくりと・・・

なお、Develop SPJ Filse ボタンは、まだ触れないでください。トラブルが起きます。

作業保存して終了します。

2110205

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年10月10日 (日)

サウンドプログラム3 デコーダーへダウンロード

デコーダーへのダウンロード

※デコーダーへプログラムを移すこと、という意味で「ダウンロード」と表現ました。この表現には、デコーダーへのロースト(焼き付け)という翻訳もあります。が、「デコーダーを焼く」という表現は、工作の不備で「デコーダーを焼損すること」と、混同しかねません。そこで、あえてダウンロードとしました。

ハードウェアの接続図

211009 

PR4に接続していない場合 パソコン画面

211009_20211010184801

PR4に接続したパソコン画面

211010pr42_20211010210501

→できない場合、

 ①USBを入れたポートを確認してください。サウンドローダの設定ポートと一致してますか?

2110091

サウンドローダーの側の設定

21100911

デコーダーが応答したパソコン画面

2110104

 →デコーダーが応答しない場合 チェックリストは次のとおり、

2110092

 機器 問題部分 対処方法

パソコン

(USBケーブル)

 

接続部分の緩み・ぐらつき

差し込み直し


PR4

 


フィーダー線の差し込みが

抜けている

AC電源入れ忘れ


差し込み、締め直し


線 路

 

線路の面

汚れていないか?

線路クリーナーで通電を改善


模型外部

車輪が汚れている

車輪・軸受を線路クリーナで拭き、

通電を改善

模型内部

デコーダーのソケットが

抜けている


入れ直す

順序よくチェックしましょう。一発でうまくいく・・・とは 限りません。

ダウンロード開始

2110105

デコーダーから 悲鳴 ビーッと音がし、その後、ブチブチ音が続きます。デコーダーとLDEが繋がっていると、LEDが点滅します。この現象がないとき、ダウンロードができていません。8ビット・500,000バイトのダウンロード時間は、3分が目安です。(デジトラックスがESUに比べ、唯一、勝る部分です)

ブチブチ音の終了で、ダウンロード完了です。

デコーダーをテストする

なお、このパソコンのサウンドローダを使うテストで、再生しない場合でも、正常にダウンロードできている場合がよくあります。失敗を疑う前に、コントローラーを使ったテストをしてください。

2110107

サウンドが出ない場合の対処

①まず断線による不完全なダウンロードを疑う

 「パソコン-PR4-線路(線路面の汚れ)-模型内部(デコーダーのソケット)」。このラインそって情報が流れます。どこかの接続部分に、「ゆるみ」や「グラつき」があれば、ダウンロードの途中でデーター途切れて、不完全なプログラムになっている可能性があります。一度チェックして、やり直ししてください。「接続部のゆるみ」等、物理的な障害は、情報とかプログラムの”数字いじり”をやっていると、気が付かないものです。

②ソフトやパソコンの「気まぐれな不調」には、立ち上げ直しが効く(かも)

 断線がなければ・・・「気まぐれな不調」を疑います。パソコンのサウンドローダーを一度終了し、再度立ち上げなおす。コントローラー関係の電源を一度落とし、再度立ち上げる。それでダメなら、パソコンの電源を一度落とし、再度立ち上げる。いや・・・ココロが折れますね(笑)。たとえば、偶然ですが、パソコンがバックグランドで、なにかのソフトのダウンロードしていたため、CPUやメモリーに負担が生じていたようなケースでは、うまくいかないかもしれません。耐用年数を超えた高齢なパソコンは、「きまぐれな不調」がでます。人間と同じです(笑)

③データー容量の過剰

 デコーダーに入れるサウンドデーター、その容量が上限を超えると、サウンドが出ません。 まず、総量が上限をこえていないか? 個々のサウンドクリップの容量が上限をこえていないか?サウンドローダーを確認します

210909_20210915200101

 

2109153

デコーダーの種類 個々のサウンドの上限 サウンド総量の上限
SDN(H)系  ¥7.5~8千円 約11秒 131,072バイト 約50秒 524,288バイト
SDN(H)x系 ¥10~12千円 約95秒  1,048,575バイト 約3分 2,097,152バイト

④サウンドファイルの形式が不適格

 WAVEファイル(非圧縮のPCM)8(16)ビット、サンプルレート11025。誤って「MP3ファイル」で作ってませんか?とくに、サウンドクリップのメモリー数が、そこだけ高いケースでは、作ったファイル形式に疑いあり。

④そこまでやってダメなら・・・もう寝るっ!(モケイを寝かす)しかありません これ重要です!

 デコーダーの不良、PR4の不具合。・・・果てはパソコンの故障まで。限りなく想像できます。自分で工作したり、プログラムを組んでいれば、工作のミス、プログラムのミスも、十分ありえます。まあ、それ以上追っかけてもムダです。「その日はおしまい!」と踏ん切りをつける。ここは、あきらめが重要です。パソコンの「気まぐれな不調」が理由だと、別の日にやったらうまくいった。なんてことも・・・あるかもです。

 あせった挙句、正常なデコーダーを異常な機器の実験材料に使う、これは最悪です。被害を拡大させます。

DCC工作は自己責任 

 DCC工作は、自己責任が原則。うまくいかなくとも、自己責任。原因を探すもの自己責任。この、原因追求の過程が、ツライです。

「道」は残しておきました。挑戦者、お待ちしています。

次回は、SPJヘルパーを解説し、デジトラックのサウンドプログラムを本格的に弄ります。なにせ、製造元デジトラックス社の想定を超える「いじり」ですから、これから先は「自己責任ワールド」ということで、お願いします。まあ、犠牲になるのは、たかだか7千円のサウンドデコーダーですけどね。

 

 

2021年9月19日 (日)

サウンド プログラム2_サウンドローダーの取説

DCC界隈では「安かろう悪かろう」と評されるデジトラックスですが、「 馬鹿 デジトラとハサミは使い方」です。

デジトラックス_サウンドローダー(勝手な日本語マニュアル)

マニュアルを 翻訳したものではありません。最低限「ここだけ」チェックできれば、なんとかなる。使い方のコツです。長くなるので、今回はパソコン上のプログラム作業までを詳述、次回は、模型(デコーダー)へのダウンロードを解説します。

使用機材

 全体像:(現行の製品は、PR3からPR4に代わっています。)

2109092_20210910130201

   PR4 

  210915

 量販店では入手困難です。ホビーセンター・カトーは、デジトラックスの公式代理店なので、在庫あるかもしれません。横浜にあるモデルランド田中は、DCC機材が豊富で、入手可能です。ドルが定価です。これに為替レートを乗じ、これに関税やら国内消費税(プラス10%)が乗るので、1万円プラス・・・。まあそれでも、Esuのサウンドプログラマーの半値です。

 パソコン 

  サウンドローダーは Mac osのドライバーもあります。(後述するSPJヘルパーは Windowsのみ。) 

 サウンド・デコーダー

  Nゲージ用のデコーダーです。ほかに基板タイプのもの、HOゲージ用のものがあります。デジ社の公式サイトへ。SDNの”N”がNゲージ、SDHの”H”がHOゲージを意味します。SDXN、SDXHの”X”は、メモリー容量の大きいデコーダーです。

 2109152136

 2109152sdx136

SDN(H)なら7000~8000円、SDXN(H)なら1万円+アルファ。こちらもEsuの半値。

アプリの導入

PR4に同梱されているCDに、サウンドローダーとそのドライバーソフトが入っていまする。パソコンにインストl-ルしてください。

サウンドローダーの最新版は、デジトラックスの公式サイトにあります。無料です。

①デジトラックス公式サイト。

210906_20210908232001

②ダウンロードできます。

2_20210908232101

③Win10で警告が出た場合、詳細情報の中を開いて実行。

3_20210908232201

 うまくいかない場合、セキュリティやファイヤーウォールを一時解除してみてください

➄DigipPLII DigiMONIIとか、付録がついてきます.

デジトラックス製のDCCアイテムのプログラム更新(ファームウェアのアップデート)に使うアプリらしいのですが、人畜無害なので 放置してください

サウンドデータのパソコンへ取り込み

サウンド・デポ

これらは、デジ社が用意した、オンライン・サウンドプログラム集です。

210909

2109092

2109093

2109094

お試しに Tractoin Trolley Generic 古いトラム(市電)を拾ってっみます。

2109096

リストの下から4番目「Traction Trolley Generic」クリックすると、中身が見えます

210909_7

自分のパソコンのドキュメントホルダ・・・「見つけやすい場所」に、ダウンロードしてくさい。

 

サウンドローダーの基本操作

まず、プログラムを展開する

最初は 無地の状態なので、ダウンロードしたTractionTrollyGnericのプログラムを展開してみます。

①Fileのタブから、「OpenSundFiles」をクリックします

2109091

③パソコン内にある さきほどダウンロードした 「TractionTrolleyGeneric」のファイル

を指定して「開く」

2109092_20210909013301

④サウンドプログラムが展開します。

2109093_20210909013301

バーにある各タブの操作方法

 fileタブ【重要】:プログラムの立ち上げ、保存、アプリの終了など

210909_20210910125901

New SoundProject:新規作成

・・・といっても、新規にファイルを起こすことはできません。画面が白紙になるだけ。

プログラムの改造途上で、大きなミスをしでかした、あるいは、予期せぬトラブルが起きたとき、New Suond Projectで、一度、白紙に戻します。白紙に戻した上で、パソコンに記憶されている改造前のプログラムを OpenSundFilesで開きます。これで、最初に戻れます。)

Open SoundProjec:開く

(パソコン内にダウンロードされたサウンドプログラムを呼び出して、展開します)

Save SoundProject:上書き保存

(プログラムを、元のプログラムに上書きします。)

Save SoundProject as~ : 名前をつけて保存

(プログラムを「~」という名前をつけて、別に保存します。

Import.MapFile

Export.MapFile

Import.SDFFile

(より高度な機能です。後で説明します。)

Exit:アプリの終了

2109092_20210910125901

Viewタブ:

サウンドプログラムに添付された「説明書」を読むことができます。

210909view

210909view2

ComPortタブ:

PR4からパソコンへの「USBポート」を指定します

210909_20210910130201

2109092_20210910130201

SoundTtestタブ:

模型のDCCデコーダから、サウンドを鳴らし、テストすることができます。 デコーダーと通信ができた後、使える機能です。

DecoderAdddessタブ:

デジトラックス製DCCデコーダーの アドレスを変更できます。デコーダーと通信ができた後、使える機能です。

210909_20210910130701

CV Editeタブ:

デジトラックス製DCCデコーダーの CV値を書き換えできます。デコーダーと通信ができた後、使える機能です

210909cv

IPLタブ:よくわかりません・・・

210909ipl

 

210909ipl2 

Help:ヘルプ

(文字通りのヘルプです)

210909_20210910131001

2109092_20210910131001

そのほかの重要表示

FlashDownloadSise:

デコーダーに入ってるサウンドデータの総量を表示してます。総量が上限を超えると、サウンドが一切発生しません。

SDN、SDH系のデコーダー  : 524,288バイト

SDXN、SDXH系のデコーダー :2,097,152バイト

210909_20210915200101

サウンドローダーで、プログラムをいじる

ダウンロードしたTractionTrolleyGnericは、つりかけモーダー音の電車ですが、そのサウンドは、アメリカを走った古い市電です。警笛、ドア開閉、モーター音を入れ替えて、日本の旧国電のサウンドプログラムに、仕立ててみます。練習用サウンドデータは、この下に置いてあります。

サウンドを置き換える

サウンドを指定し AssignSoundFileをクリック。

2109181

置き換えるサウンドを指定してください。

2109182

2109183

置き換えるサウンドは「練習用サウンドファイル」に置きました

2109184

次のファイル形式と上限を絶対に守ってください

SDN SDH系デコーダー

  WAVE形式 サンプルレート11,025ヘルツ 8ビット 上限131,072バイト(11秒 

  メモリーの総量は、524,228バイト(50秒ほど)

SDXN SDXH系デコーダー

  WAVE形式 サンプルレート11,025ヘルツ 8、12、16ビット 上限1,048,575バイト(95秒

  メモリーの総量は 2,097,152バイト(3分

練習用 サウンドファイル:

日本の旧国電ならこんな感じ、置き換え練習用サウンドデーターです。

 警笛:

ダウンロード - turikake_horn.wav

   ドア音

ダウンロード - turikake_doorclose.wav

 発進

ダウンロード - turikake_start.wav

 走行

ダウンロード - turikake_run.wav

 停止

ダウンロード - turikake_end.wav

サウンドを試聴する

2109184_20210918213201

①1回再生⇒PlaySound

②連続再生⇒PlayLoopSound

無用なサウンドを無音する方法(メモリー節約)

 もし サンプルを全部入れ替え、容量がオーバーしたら。日本の電車にはありえないサウンドを、無音に置き換えて、メモリーの総量を削減してみます。手順は次の通り。

2109185

2109186

限界と「できないこと」

①データ総量の上限

上限を超えると、サウンドが一切発生しません

SDN SDH系デコーダー 524,288バイト(50秒ほど

SDXN SDXH系デコーダー 2,097,152バイト(約3分ほど

②できないこと

サウンドローダーでは、発生するサウンドを置き換えられますが、サウンドを発生させるトリガー(引き金:ファンクションのONOFFやスピード操作など)を書き換えることができません。具体的には、ファンクション3で発生する警笛音を、ファンクション5に置き換えることも、できません。

トリガーを書き換えるには、後述するSPJヘルパーなど、もっと高度なアプリケーションが必要です。

10

ここまでの作業は、パソコン上だけで行えました。ですが、この先の作業は、デジ社のサウンドデコーダーやPR4を入手が必要です。入手には、時間がかかると思います。このブログを見て「やってみよう」と思う人に配慮して、ここで区切ります。もとより、デジ社のデコーダーを扱う店は、国内に数件であり、通販を使うにしても、現在、昨今のコロナ事情で、物流がよくありません。

次回は サウンドプログラムをデコーダーへ入れます。

 

 

 

2021年9月13日 (月)

サウンドプログラミング:概要

まず、プログラミングのお話から、以下、サウンド収録、編集、模型実体工作と進めます。

1:いじれるDCCサウンドデコーダーは 世界で3つ

プログラム可能なサウンドデコーダーは、世界に3つ。デジトラックス、Esu、Zimo、。

サウンドデコーダーなら、作っているメーカーは山とあります。でも、ほとんどの会社は、サウンドの中味(サウンドデータとプログラム)は、非公開です。どのメーカーも、サウンド付でデコーダーを売る、そこに商品価値を置いているためです。

デジトラックスについて、このあと、じっくり解説していきます。7年ぶりの再掲載です。

サウンド・ローダーとサウンドデポ

私は、7年前に、デジトラックスサウンドのプログラム解説を延々と記載していました。このブログの容量も、そろそろ限界。そこで、古いデジトラックスの記事を順次削除し、同じ内容で、現状にアップデートを図ろう思います。

デジ社の公式サイト。

210906

デジ社が用意したアプリ「サウンドローダー」

4

デジトラックスのサウンドデコーダーには、SLとDL(ともに北米大陸のもの)が、デフォルトで入っています。サウンドローダーを使うと、デフォルトを、このサウンドデポに用意された、サウンドプログラムに210905

書き換えが可能です。

しかし、サウンドデポにあるプログラムは、アメリカないしヨーロッパを走る車両だけ。日本の車両など一切なし。まあ舐められたもんですよ。ちゃんと市場調査してない。恐ろしいほどの「鉄模オタク市場」があるのに、ねぇ。

日本車のサウンドがほしければ、次の手順をとります。

デポにあるプログラムのうち、

7

使い勝手のよさそうなプログラムを選び、パソコンにダウンロード。

8

②これを、サウンドローダで読み込みます。

9

③読み込んだプログラムを、サウンドローダーで、サウンドだけ、日本車のサウンドに置換えます。

10

④置き換えたプログラムを、デコーダーにインストール。これで、日本車のサウンドデコーダー できあがり?

この手法には、問題があります。

デポにあるプログラムは、デポの車両の特性に合せたプログラムです。

トラム(市電)は、

8

とろとろ走ることを前提にした、サウンドプログラムです。

9

同じ電車でも、日本の通勤電車はを、もっと高速で走りますし、モーターだけでなくインバーターが音をたてます。つまり、サウンドを発生させるきっかけ=トリガーが、まったく異なります。通勤電車のサウンドファイルを作るのに、トラムのサウンドファイルの、サウンドのすげ換えでは、うまくいきません。

困ったことに、アメリカ大陸の鉄道には、電車がほとんどありません。デジ社のサウンドデポには、「電車」がほとんどありません。この古いトラムが2つ、ICE(ドイツ新幹線)とタリス(仏蘭独新幹線)が1つづつあるだけ。

6_20210909140701

おらぁ!半世紀前、世界で初めて高速鉄道を実用化した、日本に対する”リスペクト”なんて サラサラないんかっ!!!

デジトラック社にも、アメリカの鉄道模型人にも、「電車」なんて「概念がない」です。たぶん・・・

もっと高度なアプリが必要

必要なのは、単なるサウンドのすげ替えではなく、あるトリガー(発進、加速、ファンクションONOFFなど)で、このサウンドが鳴る、という「プログラム本体の書き換え」が可能な、もっと高度なアプリです。

2つありました。

1つはJMRI。デコーダープロ。1つは、フレッドミラー氏の「SPJヘルパー」。

SPJヘルパー

210906_spjh1

デジトラックスのサウンドデコーダー、そのトリガー(発生条件)まで、根本から組立直せるアプリです。

210906_spjh21

個人が作ったソフトなので、なかなかの”曲者(くせもの)”です。7年前までは、完成はおろか、ダウンロードさえうまくできないありさまでした。原因は、アプリが「日本語が読めないこと」でした。パソコンのOSの登録名に、日本語が入っていると、そこで止まります(笑)。

こういうソフトは、デジ社がつくるべき・・・なんでしょうけど、なにせ、サウンドについては、デジ社に全くやる気がないんです。

フレッド・ミラー氏 

SPJヘルパーを作った人。電子技術屋さん。デジトラ社のデコーダーのヒミツをしゃべっちゃった。会ったことないけど、私の御師匠様にあたる。サイトはこちら。

Esu(エズゥ日本人はドイツ語読みしますが、アメリカ人はイー・エス・ユーと言ってます)。

値が張りますが、DCサウンドの世界では、圧倒的に、こちらのデコーダーとプログラムがメジャーです。デスクトップ・ステイションさんには、日本車両のサウンドデーター「オープン・サウンドファイル」が、多数揃ってます。有志がESUのデコーダで使えるよう、プログラムしたものです。しかも、無償です。

【とっても重要】手っとり早くサウンド模型が欲しいなら、私のブログなど読んもムダです。値は張りますが、Esuのデコーダ(1万5千円)とLokSuondProgramaer(二万円)を買い揃え、こちらへGOです。

まあ、いずれ、こちらのプログラムについても 解剖してやる 解説したい と思います。現状は、先に手慣れたデジトラックスからおかたずけ。過去のページの整理削除が、最優先にします。でないと、ブログの容量が天井にあたるので。

Zimo(ジモ・ジィーモ)については、この会社。正直わかりません。

動画を見る限り、Esuと同じクオリティを持っているようです。Rocoというドイツの大手メーカーが、模型に入れてます。ですから、ガレージレベルの いいかげんな会社では、ない・・・と思いたいです。

ですが、この会社、数年前に「経営破綻」というニュースを聞きました。一口に、経営破綻といっても、いろいろなレベルがあります。日本の会社法でいう「破産」とか「特別清算」は、財産切り売りしてオワリ。これは、会社の死亡です。一方、アメリカでいう「チャプター・イレブン」、日本で言う「民事再生」は、「ちょっと待った!誰かお金貸してちょ・・・」みたいな(笑)。役員も辞めない。こんな軽症でも、裁判所に泣きつけば、「破綻」と言われます。さて、どっちなのか?

2:デジトラック社のサウンドシステムの特徴

特徴ですか?正直言って、安かろう。悪かろう。おバカっ。3拍子揃ってます(笑)加えて、なにより「会社のやる気」がホントに薄。以上です。

この10年間でやったことは、16ビット、収録時間3分の新デコーダーを出しただけ。サンプルレートは11025で変更なし。「デコーダーを安く抑えたんで、メモリーが足りないんです。ゴメンなさい」というわけ。でも、このレートでは、フランジ音もターボ音も無理なんですけどぉ・・・ライバル社は、ターボ音をキンキン響かせてますよぉ。

アメリカには、デジトラックスのユーザーグループがありますが、サウンドの関連の質問は、ないです。もはや、ユーザーさえ、デジトラックスのデコーダーを使ってない。そこからたどって、デジトラックスのサウンドをクリエートするグループもチェックしました。最新版が2020年の4月。1年半動いてない。

今、アメリカ市場を賑わすのは、Esu,サウンドトラックス、TCS。これらは、音量もクオリティもデジトラとは段違い。残念ながら、Esu以外は「弄り」ができない「完成品」です。

ですが、そもそも、サウンドプログラムを弄る、そんな”モノずきな趣味人”は、本家アメリカにも、極わずかしか存在せず、ごくわずかなクリエイターも、Esuしか使ってない。これが現実でしょう。

3:「馬鹿とハサミ」は・・・ 賢いデジトラのあしらい方

お馬鹿なデコーダーだけに、プログラムは比較的単純な構造。それと、鉄道模型のサウンドクオリティは、デコーダーだけで決まらない。それは、前々回に言いました。ホラ,言うでしょ「馬鹿とハサミは使い方しだい」と。このブログも、そのあたりに注目してくれれば、うれしいです。

その お馬鹿のあしらい方 デジトラックスデコーダーの扱いを 次回以降、連載していきます。

2021年9月12日 (日)

鉄道模型サウンド論:現実世界で 音はどこまで伝わるのか

「新製品レビュー」でも、「小手先の工作テク」でもない、自分で言ったらオシマイだけど、極めて硬派な鉄道模型論を続けますよ。私は、ナンチャラ村の閲覧回数ランキングに媚びて、チャラチャラする気はありません。炎上されても困るけど。

結論!

レイアウトや車両は、いかようにもスケールダウンができますが、サウンドとそれを伝播する物理空間は、スケールダウンできない。音をスケールダウンすれば、「イチ分のイチ」である私たちの耳では、聞こえない。もちろん、私たちが「○○分のイチ」になることもできない。矛盾はここにつきます。(うーん理系の目線だ。)

そして今回も、サウンドをめぐる大トラブル。

「爆音模型」トラブル 音は、現実世界で、どこまで伝わるのか?

一般に、模型から出るサウンドは、大きいほど評価されます。というより、どんな人でも、レンタル屋さんや運転会で、「お隣さんには負けたくない」と意地はあるでしょ。そんな競争心理を煽られて、みなさん、ついついボリュームアップ。見栄を張るわけです。それで、レイアウトのあっち側を走っているのに、模型サウンドが室内に響き渡る。

こんな模型は、「爆音模型」と称されます。

まあ、その存在感は圧倒的です。一方、丹精込めてウェザリングを施した自慢の模型は、なんだかとっても肩身が狭い。「なんか気分悪ーっ」。こんなモヤモヤした経験ありませんか?

HOゲージでは、現に起きているトラブルです。(人の気持ちは測りようがないので、あくまで推定です)。Nゲージでは、サウンド模型が極わずかなので、生じていないだけ。いずれ、サウンド模型が増えれば、あちこちのレンタル屋で、起きるでろうトラブルです。

検証、電車の通過音

現実の世界で、鉄道車両から出た音は、どこまで届いているのか。観察します。

 

Photo_20210912192901

模型工作の達人は、博物館に置かれた車両に、メジャーをてると聞きます(都市伝説でしょうけど).サウンド工作も同じ、現場に学べ。ライバルは、実音です。

というわけで、博物館ではなく、最寄駅で、電車の通過音を観察しました。ここで、距離を測るのに、巻き尺を使うわけにはいきませんが、ほぼ正確な距離を見分ける方法があります。

JRの車両は1両20m。10両編成で200m。

210908

ですから、1編成が収まるホームは、200m。

ホームの真ん真ん中(5両目と6両目の連結)に立てば、ここからホームの端まで、100mです。

2109081

走り出した電車が、

2109084

ホーム先端に届く(100M動く)までに

2109086

音はどれくらい減衰するか(あるいは、聞こえなくなってしまうのか)撮影しました。

 

Photo_20210912192601

人間の耳で聞きとれる音の、伝わる範囲は、電車の前後100m程度です。

模型が、レイアウトの反対に走り去ったらあと、模型からサウンドが聞えてるとしたら、模型のスケールを考慮すれば、とんでもなく非現実的です。でも、決して口に出してはいけません。ココロの中でつぶやきましょう

「それ 物理学的にありえねーよ」と。

ココロに、すこし余裕ができますよ。

それでも・・・これからは、模型サウンドを無視できないなぁ はぁ。

いつまでも、鉄道模型が「サウンドを無視」で、済むわけないですね。もし、チャンス(とお金)があれば、「サウンドでライバルを一歩出し抜きたい」とか、よからぬ妄想を持って,、当然です。人間ですから。

この10年間に、サウンドの垣根は、ずいぶん引き下がりました。資金があるならDCC。Esuのデコーダーなら、高音質のサウンドを立楽しめます。最大のネックだった、サウンドデーターは、こちらに豊富。資金がなければ、手を動かす。電子工作のウデと知識があれば、ブルートゥースで、サウンドデータを飛ばし、車載のスピーカーで再生する。これなら、線路電源はアナログを維持できて、停止中も発声可。両方なければ、KATOちゃんにお願いするしかないです。サウンドボックスの応用。HOのEF81には、サウンドボックスからデータをブルートゥースで模型に飛ばし、模型からサウンドを出るシステムがありましたね。いずれ、Nにも応用されるでしょう。

さて、これから何をするか・・・

回り道してました。原点回帰。「模型のおしゃべり」に戻ります。

ここまで3回は、”話のまくら”でした。模型本体ではなくて、サウンドで「つくる楽しみいっぱい」を綴ります。回り道していましが、ブログのタイトル「おしゃべり」に戻ります。

「つくる楽しみいっぱい」とは、さるNゲージメーカーのキャッチコピー。模型のボディ工作には「つくる楽しみ」あります。模型のサウンド工作にも「つくる楽しみ」いっぱいあります。サウンドを収録する楽しみ、サウンドを編集する楽しみ、サウンドをプログラムする楽しみ。もちろん、きれいなサウンドを出すには、模型本体への実体工作(スピーカーの取りつけ)も重要。美観を考えれば、できるだけデコーダーは隠したいですが・・・小さいNでは、苦しいですね。そこは「美声」で勝負。歌手や俳優業で食べられないなら、お笑い路線しゃべくり漫談も考えてます。

KATOから、サウンドカードを3000円で買ってしまったら、このオモシロさ、味わうことができません。

へっ・・・DCCが財布に優しいだって?

私のサウンド手法は、DCCを用いた方法です。「資金が安い」とか「「手軽な加工」、と言ったら、これは大ウソです。

私は、資金の問題を、「1つの模型に時間をつぎ込む」こと、で解決してます。デジタル化に要する部品、たとえば、サウンドデコーダーは、Nゲージの車両セットに匹敵する値段です。

私は、模型を「買わない・増やさない」戦術をとってます。話題の新製品がリリースされても、その模型、サウンドを入れることができるか、サウンドデーターを集めることができるか、サウンド化してオモシロイか。これが、私の「買う買わない」の基準です。過去の車両や、遠隔地の車両には、アンテナが立つことはありません。いっぽう、いつも御世話になる通勤電車には、どうしても、手が出てしまう。なにより、サウンドを集めやすいですら。

それで、コレクション中心だった以前より、年間の模型関連支出額は、総額として減少してます。

加工の困難と煩雑さは、まあ、その通り。・・・これは、開き直るしかりません。

困難で煩雑で、仕上がるまで時間がかかる、だから、新製品をポンポン買わないで済む。DCCは、結果として、財布にやさしいのです。

 

 

2021年9月 5日 (日)

鉄道模型サウンド論:リアルサウンドのガチ再生 不都合な真実

サウンド模型の究極形 リアルサウンドのガチ再生

そもそも模型とは、実物を小さく再現したモノです。そこでは、「どれほど、忠実に再現されているか」が、評価のモノサシです。これは、サウンドにおいても、同じこと。サウンド模型は、「実音を実車どおりに再生できたら」が理想です。デジタル技術の進展で、その気になれば、Nゲージでさえ、模型から実物のサウンドを再生できます。あとは、走行に連動してくれるように、プログラムすれば、「完璧な模型運転」が実現。ヤッター!。

しかしながら、ここに「不都合な真実」が浮かびます。

リアルサウンドのガチ再生 不都合な真実

DCCのサウンド・クリエイターは、サウンドプログラムをデコーダーに焼き付けた後、模型を静止させた状態で、プログラムをチェックします。こんな感じに。

 

実車から収録したサウンドを、Nゲージに載せ、走行に連動させて、発進加速サウンドを再生させたら・・・なんて想像すると、ワクワク感が止まりません。

けど、このサウンド模型をレイアウトで運転すると、困った事態に直面します.静止サウンドのワナ」です。

実車の実音は、加速サウンドが1分以上継続します。この加速時間、レイアウトの大きさに比べ、長すぎ。リアルサウンドの再現を優先すれば、その加速サウンド終わるまで、模型は、レイアウトをぐるぐると周回してしまいます。運転するほうは、ストレスいっぱい。

2109032

加速はまだいい。減速は話にならない。リアルな減速サウンドで、その再現を優先すれば、減速のために、またまた、模型はレイアウトをぐるぐる周回。減速サウンドが終るまで、模型は止まれない。

210903

つまり、「リアルサウンドのガチ再生」にこだわれば、レイアウトで運転になりません。

レイアウトは デフォルメされた空間だった。

なぜでしょう?

走行の舞台、Nレイアウトは、現実世界を縮小したミニュチア世界です。たとえば、1800×900(畳の一畳)という空間に、単純なエンドレスをレイアウトしたと仮定します。この空間に、無理なく収まる線路は、直線1000ミリ半径300ミリのエンドレス。と仮定します。エンドレス1周は 3884ミリ。

21902__20210905015701

Nゲージの縮尺1/150です。1周を実物換算すると、582mです。東京のJRで、最も短い駅間は、西日暮里~日暮里の500m。ここは、ぜひ訪れてください。こんな短い駅間では、電車は、加速らしい加速はできず、あっという間に、次のホームに滑りこみます。

Nレイアウトのオーナーさん、実物換算すれば、えらい短い駅間で、平然と加速し、制動をかけている。ということは、実物に換算すれば、恐ろい急加速をかけ、チカラの限り非常制動をかけている。もちろん、「スケール換算すれば」とういう前提ですが。

そんな運転で、不自然を感じないのは、レイアウトにストラクチャを置き、トンネルや鉄橋で、空間を演出し、情景で、空間をデフォルメしているからです。

空間がデフォルメされているのに、サウンドがガチ・リアルな実音再生。これでは、模型の挙動とサウンドで、つじつまが合いません。なかなか、一筋縄でいかないものです。

ならば、サウンドをデフォルメできないか?

プログラムを駆使し、模型のスピード=「スロットルの位置メモリ」に合わせ、ピッチ変調(サウンドのデフォルメ)できれば、この問題は解決します。それも、できるだけ自然に。

デジトラックスでは、無理。そもそも、そんな高度な処理ができるプログラムを 使ってません。

ESUのプログラミングですサウンドを細かく分解した上、プログラムで順序つけ、組立直し。そのプログラムをスピードに合わせて、走らせてます。ドイツ人、さすが芸が細かい。

 

だからまあ、ESUは、スピードをいじっても、サウンドが壊れかなない。

 

それころか、スピードを固定して、エンジンサウンドだけ自在に吹かす、なんて とんでもない芸ができる。

動画では、エンジン・スタートしか解説していないけど、プログラム全体像は、あきれるほど複雑。これ、会社が多数のプログラマーを抱えて、よってたかって作業するから、可能なのであって、個人が1人でやると、えらい時間を要します。

それと、このディーゼルエンジンのスタートは、まだシンプル。これが、MT54国鉄時代のモーターだったら?。あれ、綺麗な和音を奏でますね。こんな単純なものではありません。まして、最近の電車、モーターだけでなく、インバーターが転調や変調を合唱してますから。まあ、それがおもしろい・・・と言っちゃえば、それまで。それに萌えるのは、模型人の性です。

ウンドボックスでは、サウンド再生時間の途中で、模型が停止した場合、「サウンド側を強制終了する」プログラムを組んでいます。これはこれで、1つの答えです。

 

サウンドは、不自然にブツ切りになってしまいますが、電車が止まれないよりは、はるかに安全です。

但し、完璧な「スピード同調プログラム」ができた、としても、問題は残ります。指で操作して、「スケール加速度」を模型で再現するとなると、運転者は「指の微妙な操作」要します。

アナログでは、難しい。この点、DCCでは、指ではなく、スピードテーブルでコントロールできます。

悲痛 幸せNコレクターの転落 サウンドで失・楽園

サウンドは、書き物では伝わないので、比較動画で。もう7年前です。古い動画なのでサムネイルが出ません。クリックでどうぞ

 


サウンドのあるとなし。このサウンドは、ロングレール区間で生じる「レール転動音」です。同じ模型で、ここまで、模型のパフォーマンスが違います。自室で体感すると、もうーダメっ。

まるで、旧約聖書。ヘビが出てきて、リンゴをガブリ。ならぬ、Esuが出てきて、サウンドをガブリ。やっちゃいましたね。以来、ウデもないのにNを工作、デコーダぶちこみ手術をやってます。その陰で、多数の模型が帰らぬ姿に。あーあ。

幸せなNコレクター」は、かく、失楽園・・・したのでした。

2021年9月 1日 (水)

鉄道模型サウンド論:クオリティを決めるもの

しばらく お休みをいただきました。この後も 不定期な連載になりそうです。その代わり、今回の内容はとても骨太です。

音の質を決めるもの:大きな模型には、絶対にかなわない・・・

まず、クオリティ云々を論じる前に、これは、絶対的ルールです。サウンドは、量も質も、搭載スピーカーのサイズで決まります。つまり、サウンド模型は、NよりHO、HOよりO・・・大きな模型が、間違いなく有利です。いくら細かなテクニックで、策を弄しても、Nゲージに勝ち目はありません。

その理由は、イラストの通り。模型の車体の幅を超えるスピーカーは、載搭できないことに由来します。

スピーカーを「正円形」と仮定、比較すると、NゲージとHOゲージでは、それぞれの搭載スピーカーに、口径の差で2倍、面積では4倍の、差が出ます。

サウンドは、スピーカーの円形部分(コーン)が、前後にピストン運動し、空気を振動させることで、起こします。その空気を振動させるコーンの面積が、4倍も違うのですから、音量の差は絶望的に違います。どうあがいても、NゲージはHOゲージに追いつきません。

2108255-2

悪いことは言いません。

本気で鉄道模型サウンドを楽しみたいなら、プラ製でも中古でもいいから、HOゲージに転向しましょう。 

音の質を決めるもの:知っておくべき物理学

音(サウンド)とは?空気の薄い部分(疎)と濃い部分(密)が、交互に、波のように伝わる現象です。

21082512

音を単純なモデルにすると、イラストの通り。空気の層は、綺麗な波として描けます。高校数学のサイン関数です。

でも、現実の音は、さまざまな波長が、ごちゃまぜになって、複雑な波になっています。これはキハ110の警笛。数学でも、サイン関数を重ねると、複雑な波を打ちますが、物理の世界も同じです。

210831_

でも 音声編集ソフト「オーダシティ」で、どんなに複雑な波も、単純な波に分解して、分析できます。原理はフーリエ変換という、大学の数学らしいです。

210831__20210901014701

音には、反射、干渉、共鳴、物理学的にいろいろ性質がありますが、1つ覚えておくとしたら、この性質。

2108257

人間の耳では感知できないほど、高い波長を「超音波」といいます。「超音波」は、まっすぐ飛び、綺麗には跳ね返ってきます。コウモリは、暗い夜に超音波を飛ばして、餌のガを捉えます。ガに超音波を当てると、墜落擬態します。(あ 関係ない話ですね・・・

逆に、低い音は、まっすぐ飛ばず、同心円上に広がります。

ですから、模型(載せたスピーカー)から、離れると、周囲に広がる波長の長い低音(モーター音など)は聞きとれず、まっすぐ飛ぶ波長の短い中高音(警笛やアナウンス声)だけ、聞こえます。これは、音の物理学な性質に由来します。

もし、サウンド模型の動画を録るなら、なるべく「クローズアップ」がいい。でないと、低音のサウンドが録れません。小さなスピーカーから出た低音は、そもそも、遠くには飛んでくれないのです。

音の質を決めるもの:サウンドデコーダーの良し悪しは、ここで決まる

サウンド鉄道模型の界隈で、デコーダーの優劣をめぐる話題は、かならず出ます。デジトラックスには「安かろう・悪かろう」と揶揄され、ESUやZIMOには「ハイクオリティだけど高いねぇ」とか、評価されてます。

ここで デジトラとかESUとか、ブランド名ではなく、ちゃんとしたスペックを説明します。押さえるのは2点だけ。「ビット数」と「サンプリングレート」です。

デジタルサウンドの収録と再生

収録では、空気の波(音)をマイクで拾い、これを電気信号に変え、さらにデジタルデーター(数字)に書き換えて、記録します。

210831

再生では、記録したデジタルデーター(数字)を、電気信号に変えて、スピーカーで空気の波(音)を起こします。

210831_20210901015401

ポイントは、電気信号とデジタルデーター(数字)の間の、書き換えルールです。

210831_20210901015402

電気信号の波に、格子の枠を当てて、曲線に近い点を取ります。その点を、数字に置き換えます。これがデジタル化です。ストレートに言うと、「サイン曲線」を「折れ線グラフ」で置き換えかえる、というイメージです。

210831_20210901015501

格子の目に注目。縦線を「サンプリングレート」。1秒あたりに、どれくらいデーターとるか。カメラのシャッター回数みたいなものです。横線は「ビット数」。データーを何段に区分けるか、ということです。なお8ビットは8段でなく、2の8乗=256段階。16ビットは2の16乗=65536段階・・・だそうです。

2108252-2_20210904002601

サンプリングレート(シャッター回数)を限りなく増やし、ビット数(値の区分数)が限りなく上げれば、それは理想です。折れ線グラフは、限りなく、曲線に一致します。ただし、データーの分量が、限りなく増えてしまい、デコーダーの記憶容量に、収まりません。端的に言えば、メモリーが必要なので、その分、デコーダーの価格が上がる(笑)のです

2108254

逆に 安いデコーダー(デジトラックス製品)では、波長の短いサウンドが、再生できません。

2108253

 

デジトラックスの名誉ため、付け加えます。8ビットでレート11025のサウンド、低スペック。7千円。そんなデコーダーでも、これくらいのサウンドは出ますよ。もし、はるかに高性能なESUデコーダーを使って、これ以下のサウンドしか出ないなら、それは、別の問題があります。サウンド収録、編集、あるいは、次に説明するスピーカー工作です。

 

自分で収録したサウンドを、自分で編集、プログラムも自家製。ここまでやれば、サウンドボックスには負けない。

 

の質を決めるもの:スピーカー工作の良し悪し

ならば、優れたサウンドデコーダーさえ、ぶち込めば、NゲージだってZゲージだって、大きさに関係なく、よりリアルな鉄道模型サウンドが楽しめる?。まあ、デコーダーが優秀であることは、それに越したことはありませんが、満足できる音が再生できるか?といえば、実は、そうは問屋が卸しません。

裸のスピーカーを考えます。

2108255

スピーカーは、円形部分(コーン)が、電気信号に合わせて前後に運動し、空気を振動させることで、音を作りだしています。,コーンが前に動き「空気を押し出し」すれば、反対面では、「空気を引き下げ」ています。必然の結果として、スピーカーの反対側には、真逆の音(位相が反対と言うそうです)が、発生してします。この前後の波が混ざると、波がぺしゃんこにつぶれます。音が消えます。

高い音は、まっすぐ前に伝わりやすく、低い音は、周囲に広がりやすい。これは音の性質です。スピーカーの両面で、真逆の低音が生まれますが、その低音は、まっすぐ飛ぶことはなく、周囲に滲み出てしまい、そこで「低音同志の打消し」が起きます。これでは、低音は聞こえません。

そこでスピーカーには、背後に蓋があります。これを エンクロージャーといいます。

2108256_20210901020101

この蓋で、反対音を封じ込ているのです。この工作知識は、鉄道模型サウンドを楽しむために、非常に重要です

もし、「ちんちくりんなサウンド」を出している鉄道模型があるとしたら、その模型、外見では見えないけど、裸のスピーカーを放り込んだだけの、工作に欠陥のある模型かも、しれません。しかたないのです。鉄道模型雑誌では、ここまでは教えてくれません。

音の質を決めるもの エンクロージャーの容積

でも、それだけ話が終わりません。どんな蓋(エンクロージャ)でも、蓋さえすれば、低音が効く?といえば、そうでもないのです。エンクロージャは、深いほど(容積が大きいほど)、低音が出る傾向にあります。ある程度、エンクロージャーの容積がないと、音をつくりだすコーンの動きに、影響があります。

Photo_20210901021501

では「単純に、エンクロージャーの容積を大きくさえすば、いい音をつくれるか?」と問われると、そうでもないようですね。模型スピーカーの比較動画は、YOUTUBEに挙げられてます。

 

もちろん、蓋を含めたスピーカーが全体が模型収まることが、大前提です。ここでも、大きなHO模型は、絶対的に有利で、小さなNゲージ、は絶対的に不利です。

Nゲージ模型を分解すると一目瞭然ですが、サウンド化を想定していない、電気機関車やデイーゼル機関車は、模型の中身が、巨大なモーターとダイキャストの塊になってます。ここに、余裕のあるエンクロージャーの入る余地は、ほとんどありません。

爆音シュガーキュウブの正体見たり:人間の耳にはクセがあった

DCCサウンド界隈をざわつかせたアイテムに、「シュガーキュウブ(角砂糖)スピーカー」があります。Nにも収まるコンパクトサイズ、それでいて「爆音」いわれるほど、出力があります。たしかに、磁石は強力です。

その「爆音」の正体、人間の耳の錯覚?かもしれません。

音量についていえば、人間の耳は、中高音を敏感に音量を察知し、低音は、音量に鈍感・・・らしいのです。これ、等ラウドネス曲線といいます。

2108258 

等ラウドネス曲線とは、被験者が「同じ音量に聞こえる」と答えた音のサイズを、物理学的に測定したラインです。線をつなぐと「人間の耳が持つクセ」が、見えてきます。低音を「大きい音」と感じさせるには、音量(音圧)を高くしないとダメ。逆に 中高音を「大きい」と感じさせるには、さほど音圧と要しない。物理的最小の音量で、人間が一番敏感に反応してしまう音程(周波数)は、3千ヘルあたり・・・だそうです。だから、多くの人が、飛行機のキーンというジェット騒音を、とても不快に感じるのです。

シュガーキュウブ・スピーカーを搭載した Nゲージ動画

 

さすが・・・爆音シュガーキュウブと感じましたが、こちらが、実車の動画

 

実車と模型を比較すると「なんかキンキンしすぎ・・・てない」。そう感じませんか?

シュガーキューブから出しているサウンドは、キンキン響く中高音域のサウンドです。ラウドネス曲線によれば、この音域、「人間の耳」は敏感に感じ取ります。それで・・・「爆音スピーカー」という異名を奉られた?かもしれません。

コンパクトで切れのいい音を出すシュガーキュウブは、使い勝手がいい。シュガーキュウブを搭載したサウンド鉄模は、YOUTUBEにいくらでもアップされています。でも、そのサウンド、妙にキンキンしすぎていないか?。実車の動画とよーく「聞き比べ」したほうがよさそうです。「サウンドはでかけりゃいい」・・・てっ ものじゃありません。

スピーカーを外部設置すればいい、サウンドボックスの逆転発想

以上つらつら述べてきましたが、サイズの小さい模型には、サイズの小さいスピーカーしか載せられず、サイズの小さいスピーカーでは、満足できるサウンドの再生は、困難です。

鉄道玩具ならば、サウンドがちんちくりんでも 許容されるでしょう。けど、今や日本のNゲージは、HOゲージ凌駕するほど、精巧に作り込まれています。たとえDCCであっても、その精巧な模型から、おもちゃのような、ちんちくりんなサウンドが出たのでは、みんなドン引きです。精巧な見栄えに釣り合う、精巧なサウンドを。メーカーのみならず、ユーザーだって、望んでいます。

そこで、Nゲージを生業(なりわい)にしているKATOは、考えました。

「・・・ん だったら、スピーカーを模型に乗せなければ ええんでないかい?」

そう、音源になるスピーカーを、模型に搭載しなけえば、ネックになっている「スピーカーサイズ」は、どうとでも選択できます。スピーカーを大型すれば、再現できなかった低音域も、再生可能。その意味で、KATOサウンドボックスは、画期的なアイディア商品です。Nゲージサウンドの救世主でした。

ところが、こんどは別の壁が立ちふさがります。レイアウト(情景)とサウンドの矛盾です。

傍若無人なサウンドボックスが 舞台空間(レイアウト)を台無しする。

 Nゲージは、模型が小ささ故に、模型本体の魅力(迫力)は、HOゲージに劣ります。今から50年前、最初Nゲージが登場した際、その小ささを生かし「レイアウトを走らせてこそ、生きるゲージ」と、言われたものです。それから、半世紀たった現在でも、その「Nゲージとレイアウトの関係」は、変わりません。

たとえば、、鉄道模型イベントに足を運んだ人なら、一目瞭然わかることです。ショーケースに並んだNゲージは、HOゲージに比べ、なさけないほど小さい。イベント出展参加者なら、痛感していることです。どんなに精巧でも、Nゲージをベニア板の平原に並べていたのでは、やはり魅力半減と。Nゲージは、レイアウトで躍動して、初めて魅力を放つゲージです。

つまり、Nゲージにとって、舞台としてのレイアウトは、欠かせない相棒です。

さて、そのレイアウトに、KATOサウンドボックスを導入すると「視覚」と「聴覚」に大きな矛盾が起きること、お気づきですか?。その矛盾とは、イラストの通りです。

1

単純な話です。遠く離れた情景を模型が走行している、そんな情景を眺めているのに、サウンドが手元からガンガン鳴ったら、それ、視覚と聴覚がバラバラです。まして、模型と反対側からサウンドが聞こえていては・・・これ、耐えられますか?。

優れた絵画(写真)というものは、構図に遠近感を持たせ、2次元を、3次元であるかのごとく、浮かび上げています。レウアウトも、同じです。レイアウトといっても、そのサイズは、無限にとれるわけではありません。だから、優れたレイアウトは、ストラクチャーをうまく配置することで、遠近を演出しているのです。たとえば、RMMモデルスの付録の「背景写真」。これも、遠近感の演出アイテムですね。

さて、ストラクチャーを効果的配置して、レイアウトに「視覚の遠近感」を演出しました。実際に、鉄道模型を運転して、その模型が遠ざかる(近ずく)という、動きも演出しました。これで、視覚的には100点満点です。

でもここで、サウンドボックスを導入したら、そのサウンドには「遠近感」がついていません。音源方向も、固定されています。安直なサウンド(聴覚)が、遠近感(視覚)の努力を”ぶち壊し”。これこそ「レイアウトの蛇足」です。

レイアウト舞台空間を生かす サウンドを考えよう

Nゲージ愛好家が、デコーダーのスペックが高いとか、実音を忠実に再生しているとか、そんなサウンドクオリティ競争に乗るのは、ほんとに無益な戦いです。小さいNゲージに、勝ち目はありません。かといって、サウンドボックスのように、外部のスピーカーからガンガン音を鳴らしても、情景とサウンドが分裂してしまうだけですね。

結局、貧乏Nゲージ愛好家は、小さなサウンドで我慢するしかありません。くやしかったら・・・音が小さくても、レイアウト空間を生かすサウンド効果を、アタマで考える必要があります。

大型模型は、図体がでかいゆえに、おいそれとレイアウトを持てません。Youtubeをごらんなさい。大きな模型のDCCサウンド模型を。リアルなサウンドを奏でていますが、ほとんどがベニア平原で空転してるだけ(笑)じゃないですか。

たとえば、イラストのような、音のドップラー効果が出せたなら・・・ねぇ 情景とサウンドは、みごとに調和するのですが。

1_20210829143101

 

2021年3月 5日 (金)

【A4モジ】モバイル・モジュール・レイアウト

モジュール・レイアウトは、電車で持ち運び、運転会で披露することを、前提にしています。

収納の過程は、このとおり。

1分解前(右半分は未着工です

Dsc_0324_20210305232201

2樹木を取り外す

Dsc_0323_20210305232201

3築堤を取り外す

Dsc_0322_20210305231501

4ボードを畳む

Dsc_0316

5パックに格納

Dsc_0318

6袋に詰める。

Dsc_0319

展開すれば120センチのモジュールですが、バック2つに収まりました。

2103210

当然ですが、運転会への持ち出し、あるいは持ち運びの中途で、樹木や築堤に破損は生じるでしょう。でも、それは折込済。このモジュール、部品として各部が取り外せるます。だから、破損した部分だけを再工作すればよいのです。

また、何度も再工作を繰り返すことで、モジュール工作のウデを上げ、あるいは、新しい工作手法を試す上ことも可能です。資源も無駄にしません。

 

 

2021年2月23日 (火)

【A4モジ】100均樹木:誰も作らない?凍える落葉樹

今回の工作は、この「凍える落葉樹」

210207

・落葉樹特有の末広がりな枝ぶり。空気を纏ような発色。この色は何色でしょうか?。「薄いグレイ」それとも「あずき色」。見ての通り、枝というものは、日光が順光で当たると、既製品の「黒」や「こげ茶」には発色しません。もちろん、日光が逆光の場合や、夕刻に日が景げれば、発色はなく、枝は「黒」にしか見えません。

ジオラマ素材が充実した今日、「葉を落とした落葉樹」ぐらいあるだろう・・・と、思ってました。意外にも、既製品では存在しません。

どうやら、ジオラマの世界では「樹木には、緑の葉が生い茂るもんだ」というのが、常識らしいです。そのバージョンで、模型店には、花満開のサクラと真っ赤に紅葉したカエデ、その隣に雪を背負った針葉樹が、置いてあります。けれど、最初の画像にあるような「葉を落とし、凍えている落葉樹」は、ありません。

動画にも、「樹木の作成法」は、いくらでもアップされています。が

 

世界中の動画を探しても「葉を落とした落葉樹」は、見つかりません。

枝キットに、化学繊維を纏わせる手法が、淡い発色を出す点で、一番近い手法かもしれませんが、細かい枝は、再現できません。

そうなると、「え?ない?なければ作る!」しかありません。今回も「百均素材」で、リアルに挑戦します。正直言えば、お金がないのです。

用意するのは、ワンコイン(500円)と10本の指・・・持ってるでしょ?

【素材】

麻縄  瞬間接着剤 たけひご(芯材)絵の具・・・ 

【手順】

①:麻縄を10センチに切って。これが「大枝」

②:1/3ぐらいの点に、「ほずれ防止」の瞬間接着剤を滴下。

Dsc_0293_20210215192601

③:縄は、3つの繊維の「撚り込み」で、1本のひもにしてあります。「撚り」をばらして、中枝3つを分岐。

Dsc_0303

 (繊維がほどけたら、瞬間接着剤を1滴。その後、ほどけた繊維を撚り直します。接着材がにじみでるくらい、ぎゅっと撚直す。30秒で固まり、引き締まった枝になります。

Dsc_0304

④:分岐した3つの中枝の、ピンセンットの先端でほぐす、あるいは、指先で繊維を裂くかして、細かな繊維で、小枝をつくります。

Dsc_0299

いろいろ 試行錯誤することは、楽しいですよ。(しかも、お金はかからない)

Dsc_0280_20210215213101

➄ハードパステルで、小枝部分を着色(汚し)ます。

Dsc_0300

何本かまとめると、樹木らしくなる。

Dsc_0302

➄:芯材として「たけひご」を用意。1つのタケヒゴの周囲に、8~10本の大枝を木工ボンドで張り付け。

Dsc_0296_20210215212201

⑥:幹を着色します。(「グレイ」にします。)

⑦:レイアウト配置。

210221

 途中までは、上手く進めていたのですが、レイアウトの置いて、「うーん?」なんか違う?。 枝がボサボサすぎた?発色が明るすぎた?(サクラ満開みたい?)

 2102072_20210207000201

 実物も 「サクラ満開」みたいに見えなくもない。これは、太陽光線のイタズラですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年2月 6日 (土)

【雑談】プログラミング教育と鉄道模型趣味の衰退と・・・

まずは、Roco(ドイツ・オーストリア)の 鉄道模型動画からどうぞ・・・

 

昨年のニュルンベルクのメッセで、デモンストレーションしていたモデルです。本社の公式サイトから。

(参考までに、日本のJR東も、似たような事業車を導入したようです。電化が行き届いた線路上で、架線に引っかからないように、アームを伸ばせるのか?かなり心配です

買う、買わないを別にして、日本と欧州、メーカーの模型に対する姿勢の違い、見えてきませんか?日本のメーカーは、つまるといころ「ディテール」しか売りにできない、のかなあと。まあ、これは愛好家にも、あてはまる傾向です。

ディテールも重要だけど、鉄道模型がプラモがじゃないのは「動かせる」ことにある。本質を忘れちゃ困る。もちろん、令和の今動かせるのは、車輪だけじゃないってこと。(サウンドも、広義にとらえれば「動き」の一つ。)

「見てくれはいいけど、動きが貧困」それが、日本の鉄道模型の弱点です。子供も大人も、「おーっ」と唸らせるような、動きのある模型。メーカーに期待・・・じゃ、いけません。

師、曰く「櫂より始めよ」と。

小学生に「プグラミング教育」・・・始まる

さて 本題。

小学校で「プログラミング教育」なる授業が始まる。こ存じかと思います。それに先立ち、小学生向け「プログラミング塾」なる「稽古事」もあるようですね。新聞の折り込み広告に、挟まれてました。小学生相手ですが、最終的に「ロボットカーを自動制御してみよう」ぐらいのレベルを目的にしています。

現実に、簡単なプログラム言語(アルデュイーノとか)で、ロボットカーを動かす。そんな商品が、アマゾンで売っています。

 

 

ログラミング教育を受ける小学生、みんながみんな、プログラムに長けて制御技術を駆使する、なんてことはありせん。それでも、好きな子は、この分野に「とことんはまる」はずです。彼らは、長じて日本の工業技術の底辺を支えることになります。

さて、鉄道模型愛好家として、一言。とっても残念です。そう思いませんか?

そう、プログラム教育のネタ。「鉄道車両」じゃなくて、「カー」であり「ロボット」なんですよ。これで、「鉄道模型好き」になるはずの、技術者の卵たちは、自動車やロボットに流れる。これは由々しき事態でしょ。

もちろん、制御を学ぶ上では、自由自在に操作できる「自動車」や、手足を動かす「ロボット」は、有利です。鉄道は、線路の上しか走れないし、残念ながら、鉄道車両に手足はありません(笑)

それにしても・・・「鉄道模型」をネタにプログラミングを学ぶ、みたいな、「模型」と「教材」が、あってしかるべきですねぇ。ジオラマ甲子園もいいんだけどね。この国は、かつて「電子立国」と呼ばれていたんですよ。

そうでもしないと、やがて、古臭い鉄道模型は小学生にそっぽ向かることになりますよ。ねえ、KATOさん 自覚している?「趣味の王様」なんて、ふんぞり返っていると、椅子ごとひっくり返っちゃうよ。

え ネタ?・・・ですか? 
探せば、いくらでもあるんですがねぇ。日本のモデラーは想像力が足りないんですぅ。

 

スマホにアプリを入れて、声をプログラム命令に変換。ブルートゥースで飛ばす。

 

動画では、動かすモノが、サンドバギー(自動車)ですが・・・、「DE10」で「声を使い」コキの入換を遊ぶ。原理的には、できるはずですよね。・・・妄想ですか?これ。成功すれば面白いはず。

 

最大のネックは、音声入力スマホアプリに「日本語版」が必要。そこまでつくるのは、さすがに無理ですね。もの好きな誰か、編み出すの待ちます。それでも、遠いミライではありません。英語でできるのですから。

こちら、アラフィーのいい大人。アルデュイーノ(マイコン)始める

そんなわけで、プログラム制御を、いろいろ実験中かつ勉強中。50の手習い(笑)このアルデュイーノ、元来、子供向けの教育マイコンなので、決して難しいわけじゃない。

当方、「マイコンを学ぶ」のが目的ではない。マイコンは手段にすぎない。完璧も洗練も目指さない。マイコンの「難しくない範囲」「わかる範囲」内で、鉄模やレイアウトに応用する、つもりでいる。

道路信号、発光スケッチ(押しボタン式)

 

LEDをチカチカ点滅させること(通称「Lチカ」)は、マイコンの「はじめの一歩」ですが、これだけでも、道路交通信号の制御ができちゃいました。「押しボタン」信号。ジオラマへの実装は、これからですが、制御は合格です。

サーボモータ。スローな制御。

 

ふり幅(角度)、振りスピード、数字を入れれば、どうとでも設定可能でした。(あっけないほど。)

サーボモーターは、ポイントマシンから遮断機まで、レイアウトのさまざまなアイテムに応用できます。ポイントマシンに代用すれば、リアルなポイントの動き「スロー・アクション」が再現可能です。少なくとも、あの「ペチン・ペチン」という無粋な騒音から、解放されます。

モーター本体は400円。1コイン未満。制御するマイコンは、千円プラス(3コイン)から。テープLEDより、はるかに「使えるアイテム」じゃないかな?

こんなに簡単で安上がりなら、メーカーの販売する制御システムなんか、バカバカしくて買えないわな。なんで、メーカーは、古式ゆかしい「ソレノイド」に執着するんだろ?

でもまあ、Lチカやって面白がっているレベルでは、成果を得る前に、先に人生が終了します(笑)。それでもまあ「倒れるなら、せめて前向きに倒れたい(坂本龍馬)」ものです。

え、完全に「鉄道模型としての矩」を超えるじゃないか?。いえ、いつまでも「昭和の模型制御」にはまっているから、日本の模型は衰退してるのじゃなくて?。

2020年10月 2日 (金)

【A4モジ】100均のレイアウト素材・・・大当たり!

100円ショップのレイアウト素材

Dsc_0246_20201001130701

レイアウト素材といえば、ノッホ・ウッドランド、最近ではミニ・ネイチャーといった海外メーカーの輸入品を使う?。それは、思い込みにぎません。

201002_20201002200601

この枯草は、100円ショップ「キャンドウ」に売っていた「麻縄」を、

20110023

5ミリにみじん切りにしたもの。

したごしらえが、ホントに馬鹿みたいな作業です。が、手間を惜しむから、作製コストが上がるんです。資金がなければ、手(時間)を使う。鉄道模型趣味とは、そういうものです。

えっ?「コロナ不景気が来て、もうすぐ模型が買えなくなる?」とか。ちょっと考えましょう。私たちが楽しんでいるのは、「模型購入趣味」ではなく、「鉄道模型趣味」なのですよ

Dsc_0234_20201002202801

グラスジェネレータで散布しました。枯れ草なので、塗装はしていません。材料費は、当然110円(税込)です。(まあ、道具のジェネレータが1万円弱したのではありますが、便利な道具を買った以上は、徹底して「使い倒す!」

Dsc_0235_20201001162001

参考までに、ノッホの素材は、1パック 1500円弱。2つで3000円

Dsc_0231_20201001161601

↑ ノッホ製 枯れ草はら 均一で繊細です。

Dsc_0246_20201001161701

↑ 100均素材(麻縄のみじん切り)の草はら。いくぶん太さがあります。若干不揃いでキレイな植生ではありませんが、「そこが自然味わい」というもの。きれいに屹立させるだけが能じゃありません。

2010027

一度積雪を食らうと、枯れ草は雑多な方向に倒れ、ボサボサになるものです。

 

100均 樅木(もみのき)進化中

ちらは、前々回に紹介した 100均素材でつくる樅木(もみのき)。10本ほど量産して林を作りました。

00080002

葉に使う「フェイクファー・ヤーン」。染色(塗装)すると繊維が固まり、色が選択できない弱点がありました。染色はできませんが、「汚し」はできました。

つまり、緑のパステル(300円)を

2010024

繊維にこすりつけるだけ。

Dsc_0245

着色なし(右)、着色後

 

「安易に買わない姿勢」だから身につく自然観察力

「木の幹は茶色」。これは、私の安直な思い込みでした

201002

 

実物の針葉樹の樹皮は「グレイ」でした。具体的手法は、黒ないしこげ茶を下地に、ドライブラシでグレイを入れる。そんなところ。

201002_20201002173401

実車(キハE120)と比較して、車高の2倍ぐらい位置に枝の下端が来る。そんな枝ぶりが理想。樹木本体の高さは、樹齢にもよる。鉄道車両が20m。だから、模型の長さに合わせれば、20mの実樹の1/150スケールが正確に再現できます。

いずれにせよ「安易に既製品を買わない」。そうすることで「資金を使わず」かつ「目(観察眼)と指先(工作力)」を鍛えられる。もちろん、時間のゆとりがあることが前提だけど。

201002_20201002182101

でも こんな真似は・・・不景気の元凶かも(笑)

ただし、みんながみんな、こんなことやってたら、不景気で、模型店と模型メーカーがバタバタ倒れますね(笑)だから、こんな真似はしないで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年9月23日 (水)

【A4モジ】カーブ築堤とニッポンのくさはら

Nゲージは、実物を1/150スケールに縮小したものです。レイアウトには、小さな模型を少しでも大きくみせる、工夫が欠かせません。

例えば、ボードの設置を、目線の高さに上げること。これだけで、フロアに展開するよりも、何倍も模型が生きて見えます。ボード上の線路配置なら、ボード面に線路を張り付けるより、築堤や高架上を走らせること。つまり、線路をストラクチャー群に埋没させない、ということです。埋没してしまえば、レイアウトの景観は、上からの覗くような目線にならざるをえません。これでは、小さなNゲージを大きく見せることは、無理です。こういうレイアウト、たとえ、施工面で「作りこみがスバラシい」と評されても、私は、設計上の疑問符をつけます。

カーブ築堤をつくる

00060001

Tomixからは、55㎜の築堤パーツが発売されています。ただし「直線」だけ。曲線は、箱がかさばるから、出さない?(笑)。まあ、そんなもの、メーカー完成品なんか買うより、自作したほうが安上がりです。

(今回の築堤は、15㎜。高くありません。これは、モジュール・レイアウトの「接続規約」があるためです。)

   モジュール全体

200920

  この赤枠部分の「カーブ築堤」です。

200920_20200921122701

15㎜程度なので、5㎜のスタイロフォーム板から切り出し、

Dsc_0203

3枚重ねて、築堤としました。

Dsc_0204

角ばったサイドを、カッターで整え、

Dsc_0205

紙粘土で整形。マヨネーズみたいですが、ホイップ紙粘土。必要分だけ使える便利な素材。

Dsc_0206

アクリルペイントで、下地塗り。お徳用巨大サイズ(900円)ですが、中味は いわゆる絵具です。地面は、露出する部分はなく、草で覆われます。タミヤ「情景テクスチャーペイント」とか、専用素材は多々ありますけど、高い材料を使っても、全く効用がありません。(雑誌は、広告を載せる都合で、「プロはこれを使う」なんて 言いますけどね。)

Dsc_0236

下草(スタティック・グラス)

地表現です。まず「下草」=スタッティク・グラス。欧米のモデラーはこう言ってます。グーグル翻訳は「静的な草」。日本語訳は「下草」でいいでしょう。10年前なら「コースターフ」を撒いて「草地」としました。これが標準技法でした。けど、令和の御代では、グラスジェネレータで草を立たせる。工作技法も、進化させなきゃいけません。

グラスジェネレーター。元祖ノッホなら2万円。ですが、PECOなどの類似品なら1万円。中華製の類似品なら6千円。自作すれば2千円程度。高いモノから安モノまで、そろってます。でもなぜか、日本製が出てこない。不思議。DCCみたい(笑)

詳しくは こちらのページを参照

Dsc_0234

晩秋から初冬。積雪前の「ニッポンのくさはら」。こんなカラーです。

200922

草素材とブレンド比は、こちら。

Dsc_0235

効果は絶大です。「お・・・立ってる」でしょ!デジカメで接写すると、決定的な違いがわかるはず。

Dsc_0231

グラスジェネレーター。え 高いですか?。1つだけ、車両セットをスルーすれば、簡単にひねり出せる値段です。

余談ですが・・・今年2月号のRMモデルスの表紙。情景モデラーをリードすべき雑誌が、

191231_rmm_20200922124201

あらあら・・・。「10年前の工作技法」のまんま。こともあろうに、雑誌の顔、表紙です。やらかしてしまいましたね。RMM編集部。

上草(トール・グラス)

200923

日本の草は、丈が高い。これは、河原でも線路際でも、実際に足を踏み入れれば一目瞭然です。ススキの群落は、草丈1ⅿを超えます。この草丈、鉄道車両と並べると、台車部分を超えて、窓枠の下まで隠してしまう。これが「ニッポンのくさはら」の現実です。

200920_20200922023101

KATOのくさはら素材は、丈が2㎜です。冷涼なスイスの牧草地を再現するなら、それでいいでしょう。けど、高温多湿、ニッポンのススキ原を再現するには、たとえ色合いが良くても、決定的に高さ不足です。まして、コースターフのバラマキでは、話にならない。そんな手法がまかり通るのは、ニッポンのモデラー、レイアウトの教科書を見て、「鉄道模型のお約束ごと」には忠実だけど、「現実の世界」をまったく見てないということ、かもしれません。

00060001

15mm以上の高さの草素材は、グラスジェネレータでも、立たせるのは容易ではありません。ここは、「麻縄グラス」の出番です。植樹の手間はかかりますが、100円ショップの麻縄で十分。コスト110円ですよ。詳しくはこちらのページを見て

 

 

 

 

2020年9月20日 (日)

【A4モジ】樹木:100均素材で樅木(もみのき)

「レイアウトの樹木」の話題。

以前、ニッポンのくさはらは、KATOじゃなくて百均の麻縄 という記事を投稿しました。今回も、ニッポンの樅木(もみのき)は、KATOじゃなくて百均素材、という記事です。

Dsc_0208

ちょっと手間はかかります。量産はできません。が、そこそこ、リアリティのある樹木に仕上がります。

【使い方】

この樹木は、こんなシュチエションで有効です。

たとえば、モジュール・レイアウトの線路際の針葉樹。これは、遠近法絵画の「近」の位置に存在します。本数は少なくとも、ジロジロ観察される部分です。当然、この樹木は「量より質」。そこそこのリアリティが求められます。

質を求めるなら、一本千円の完成品樹木を使う。それも手です。けど、5本植えて5千円では・・・ねぇ。ブルジョワですよ。貧乏モデラー いや 輝けるプロレタリアートとしては、隣国の人民のつくった百均素材に、頼るしかありません。

一方、ホームレイアウト上の、遠近法の「遠」にあたる山岳山林には、この樹木はそぐいません。その山岳樹木は、とにかく「質より量」ですから。爪楊枝にスポンジ素材で、とにかく「数を稼ぐ」のがベターです。

【素材】

Dsc_0215

0.7㎜ 園芸用の針金(100円ショップ セリア)110円

Dsc_0216

工芸用竹ひご 30㎝(セリア)110円

Dsc_0213

フェイクヤーン・チョコブラウン 100円ショップキャンドゥ 手芸コーナ。

Dsc_0209

たしかに。カラーは「チョコ・ブラウン」ですが、

Dsc_0208

光の加減で「くすんだ深緑」に見える,微妙な色合いです。秋冬のくすんだ針葉樹には、狙い通りの好都合。草や葉として、すごい素材でした。それが、ノッホでもウッドランドでもなく、100円ショップのキャンドゥ。手芸コーナーに転がっているのですからねぇ、燈台下暗しです。

瞬間接着剤:セメダイン3ℊ(セリア)110円 アクリル絵の具:ブラウン 110円

Dsc_0211_20200920205702

以上、トータルの材料費550円。10本作れば、単価55円。

【工具】

Dsc_0219

ピンバイス、ワイヤーブラシ(または、目の粗いやすりとか)、ハンディなのこぎり

【手順】

樅木(もみのき)は、成木で40mクラスに伸びるそうです。でも、そのままスケールダウンしたら、見栄えのバランスが悪い。よって、20mの若木として作成します。ところで、実在の20mを150のイチにスケールダウンすると・・・換算に困りますか?

Dsc_0220

これ、いたって簡単です。実車の鉄道車両は20mですね。150ぶんのイチのNゲージは、何センチ?。それです。実在の20mを150分のイチに換算した長さですよ。

①30センチの竹ひごを、13~15センチに切り出し。

②竹ひごを、やすり等で表面を傷つけ。(塗装ムラが入ることで、幹が自然に仕上がります。)

Dsc_0221

③先端と、側面に8~10のの枝穴あけ。

Dsc_0225

⑤ブラウンに塗装。筆ぬりで十分です。

Dsc_0222

 ⑥ワイヤーを切り出し。瞬間接着剤で先端にヤーンを接着。しっかり固定まで待つ。

Dsc_0223

⑦ヤーンを巻きつけ。ねじれないように。巻き付けの後端を瞬間接着剤で固定。枝の完成。(まるでフライフィッッシングの毛針ですね)

⑧幹の穴に、枝を差し込んで、

Dsc_0210_20200920204401

樹木完成。料費500円(税抜き)。それを考えたら、これ合格点でしょ。

【問題】・・・染色ができなかった

今回は、秋冬モノの「さえない樹木」を想定し、葉は「チョコ・ブラウン」のカラーにしました。春夏モノの樹木は、葉に冴えたグリーンを用いないと、自然ではありまんせん。その場合、素材のヤーンを染色できればよいですが、染色すると繊維が固まり、劣化します。

ヤーンに「緑」があればいいのすが、100円ショップキャンドウには、見当たりませんでした。本格的な手芸品専門店、たとえば、ユザワヤとか、探してみてょうと思います。

【 参考】

海外のモデラーが、どうやって「カスタム樹木」を作るっているか?。動画を張り付けておきます。RMモデルスを買うくらいなら、こっちの動画が役立ちますよ。はるかに。それに、雑誌は有料ですが、視聴は無料です。

 

 

 

爪楊枝にスポンジくっつけて、はい樹木、そんな発想が恥ずかしくなるような・・・

もちろん、レイアウト作成上、樹木は本数が求められます。ポイントは、手軽に入手して、数を確保すること。だからまあ、Nレイアウトなんか、爪楊枝にスポンジ素材の貼り付けで、十分じゃん。それはそれで、合理的な考え方なんですけどねぇ。

Dsc_0208

格安の材料費で1ランク上の「カスタム針葉樹」。いかが?

 

2020年8月23日 (日)

DCC機器の経年劣化事故

久々のDCC工作が「事故報告」とは。それも「おしゃべり」以前のつまずき。

まあ、DCCをめぐる記事は、成功事例と美談、赫々たる成果報告しかない。1つや2つ「泥まみれの失敗談」があってよい。(と私は思う。)。以前、簡単というニュアンスで「12歳でもできる」と説いたが、どうやら、天罰が下ったか?(笑)まあ、笑わば笑え。減るものではないし。

マルティプル・タイタンパー(通称マルタイ)。GM製のNゲージ。

Dsc_0101_20200823195201

この工作中に、原因不明のデコーダー焼損が起きた(実損1万円)。原因と検証の過程で、さらに2枚のデコーダー(計1万5千)を焼損。原因は、制御機器の経年劣化らしく、この取り換えに3万円。1時間の間に、5万円を焼く。まったく、大人の趣味は、お金がかかる。

故障機器は KATO D101(現行品の1世代前)デジトラックス社製品のライセンス生産品。購入は2009年。11年経過済。

 

Img_1742  

*****************

 

一晩寝て、冷静に事故を「トラブル・シューティング」してみた。

事故は、模型改造の途上で起きた。だからまず、疑うべきは自らの「改造ミス」。次にデコーダーの不良。最後にコントロール機器の故障。確率としては 「改造ミス」>「デコーダー不良」>「制御機器故障」。

1:改造ミス

DCC改造は「自己責任」でやるもの。事故やミスも多い。ミスのたびに「回避する知恵」が積みあがる。これは、財産だと思う。

たとえば、アナログによる試験走行。デコーダーを直接結線せず、間に、8ピンコネクターをかませる。コネクターに「アナログ・ピン」を差し込み、即席で、アナログ回路を作る。これを、アナログコントローラで運転すればよい。仮に、工作上配線ミスや断線があれば、ショートして、アナログ運転すらできない。そこでミスが発覚すれば、高価なDCCデコーダーは損傷しない。

アナログ走行は、十分行った。30分3mオーバルコースを連続周回済。・・・「自分の工作」に問題なし。

2:デコーダー不良

次に、デコーダーの不良。購入直後なら、可能性が高い。この場合、交換ができる。(ただし、交換手数料千円程度と日米間の行き来に時間を要する)。

今回、この可能性はない。使用したデコーダーは、他の車両からの流用品だった。ほかでは、正常に作動した実績がある。デコーダーの経年劣化はあるかもしれないが、初期不良ではない。

3:DCC機器の故障

最後に「制御機器の故障」。確率は少ない。けど、思い当たるフシは、4つ。

① 7セグ表示「Loco」が出ない。数字「10」が点灯して、消えない

② 同時にケーブルでつないだ機器「DT402」の「液晶表示」が不安定

③ 内部から かすかに聞こえた「異音」

④ 購入後12年目に突入していた「経年劣化」

少なくとも、「異音」がした段階で、気が付くべき。電源の再投入で、正常に戻ったけど、これが仇。いわゆる「正常性バイアス]というもの。うすうす、機器の異常を察知しながら、正常デコーダーを次々投入して、損害は拡大。

購入後12年目。DCCコントローラーの寿命なんて、聞いたことがない。仮に、家電製品とするなら、寿命としては、平均値。ただし、家電ほど使用頻度はない。精密機器としてはどうか?この機器。出力が、電圧だけじゃなく、電気信号もある。パソコンとは言わないけど、電圧と電流しか出さない、アナログ式コントラーラーのより、はるかに複雑なシロモノではある。精密機器なら、壊れて当然の年数。

深刻なのは、DCC機器制の本体が壊れるだけでなく、模型上のデコーダーを破壊して、被害を大きくしたこと。アナログでは、ありえない。アナログコントローラが壊れたら、模型は動かないが、模型にはデコーダーがなく、模型が未来永劫動かなくなる、ことはない。

10年経過したら、壊れる前に、DCC機器は「買い替え」。これは「新しい鉄則」かもしれない。

 

そこまでして DCC? ・・・根源的に問われる姿勢?

「う~ン。アホですねぇ、これはもう」。コスパとか、リスクとリターンとか、まるでなっちゃない。


おとなしく「従来の鉄道模型の技術枠で、メーカーさんの完成品を礼賛」してれば、ストレスはない。だいたい、趣味でストレスを貯めるのは、どうかしているのだけど。趣味で死ぬ人もいるわけで、ストレスぐらいでガタガタ言わないのっ。これが、昭和生まれの矜持です。

事故の原因になった「マルチプル・タイタンパー(通称マルタイ)」とは、こういう車両です。

 

適当にウェザリングすれば、ヤードの飾りには、もってこいのアイテム。だけど、それは「世を忍ぶ仮の姿」。働くマルタイは、動画のとおり。再現するなら「働くマルタイ」でしょ。

「働くマルタイ」に必要なアイテムは2つ。漆黒にきらめくライト。静寂をつんざく作業音と機械音です。模型でも、室内灯は点灯しますが、UFOのごとき煌めきは再現できません。むしろ、室内は闇、ボディのライト類が点々としているほうが、理想に近い。

点灯制御も欠かせない。点灯の選択ができること。アナログではできません。単純だけど「大きな違い」。

 

点滅するライトも、アクセントとして必須。作業モードでは、サイドに赤の点滅。

Dsc_0105_20200823195301

 

サウンドですが、「モーターの唸りが作業音みたいだ…」なんて、甘いこと言ってるから、鉄道模型,先にテクノロジーが進まない。「みたい」じゃなくて、「ほんもの」を模型から出す。出せる技術があります。惰眠を貪るのは、メーカ、業界、そしてモデラー。三位一体でアナログの大樹にしがみついてんだもの。これじゃ、いくらなんでも、衰退するわな。

”魔改造マルタイ”は3代目に

マルタイ改造は3代目。1代目は、未完成のまま廃車。2代目は、走行・点灯・サウンドの3拍子が整いました。動画は「2代目」です。

 

それでも、鉄道模型としては「欠陥品」。平坦な線路を走行できても、ポイント通過ができない。理由は、「車体の重量の軽さ」と「重心の高さ」。車輪が線路から浮き、離線することで、給電に支障発生。いくらDCCでも、電気を絶たれると、なすすべなし。

ハイテクを追っかけて、ぶち当たった壁が、根本的な模型設計とは。・・・参りました。

Dsc_0107_20200823195301

DCC改造にあたり、車体には、デコーダーとそこからつなぐ配線とコネクター、あらたに詰め込む必要があり、そのスペースどりは、きつい。加えて、ウエイトを入れる。どだい無理な注文なんですよ。詰め込みがすぎれば、こんどはボディが収まらない とか・・・。

で、やっと配線の修正に目途ついて、デコーダーの焼損事故。アナログでは、正常走行してました。配線工作に難がある、とはいえません。

でも 結果は結果。設計からやり直し かも?

さあ 4代目 行ってみようー?! 

と 元気が戻る日まで、しばらく「DCC」は お休み(アタマ冷やします。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年3月 5日 (木)

【雑談】鉄模のミライ・・・模型カスタマイズの極み

一見するとごく普通のNゲージ運転会の風景ですが、

Photo_20200305121001

ほかと一味違うのは、模型に車載した「サウンド祭り・運転会」になっていること。

 /p>

見ての通り、ディーゼル車にサウンド(車載)が載ると、模型は化けます。ちまちましたディテイルアップなど、簡単に吹っ飛ぶほど、強力なインパクトです。とくに「アイドリング~走り出し」に注目。おしゃれに言えば、動きとサウンドの”マリアージュ”ですか?(もちろん アフレコ、なんて工作はしてません。あれは「動画工作」です。)

フレンチにワイン、そばに日本酒。なくてもおいしいけど、食と酒はつきものです。大人なら、そうやって食を楽しみます。鉄道模型とサウンドも同じ。酒(サウンド)の良し悪しはあるとしても、そもそも、サウンドを欠く模型では、ワインのないフレンチみたいなもの。たぶん、10年後のモデラーは、そう言うでしょう。

さらに言うと、サウンド弄りは”究極のカスタマイズ”。運転手の号令、駅アナ、車内放送。これらは、車外に聞こえるはずがないサウンドですが、これをアンリアルと否定することなかれ。案外面白いです。模型ゴコロをくすぐられませんか?

残念ながら、国内主要メーカーは、車載サウンドに興味ないようで、完成品を待っていたら、いつになるかわかりません。

工作趣味なんて、最近ではコレクター趣味派に押されて、鉄模世界では、すっかり肩身の狭くなりました。が、メーカーが惰眠を貪るサウンド分野は、自ら手を動かさないと、なにも始まりません。つまり、サウンド工作では、先に列に並んだ者でも、大枚をはたいた者でもなく「手を動かしたもの」が、勝ちます。

もちろん、図面はありません、不慣れな電子工作、パソコンでのサウンド編集。いずれも茨の道です。

それでまあ、茨の道に突っ込んで、鉄模世界の次のヤマ、デジタル山脈サウンド連峰の初登頂を目指すなら、その「山登りのシェルパ」として、お手伝いします。

エルムDCC交流会 URL:http://elmdcc.hatenablog.com/

経験や実年齢は一切問いません。が、精神年齢は”R18”指定です。次の狙う”ギラギラした若さ”と、うまくいかないことへの”忍耐心”。この2つ。各自、御持参ください。デットセクションの交流側で、お待ちしております。

 

2020年1月 6日 (月)

【A4モジ】草はらも進化中:グラスジェネレータ

グラスジェネレータ

グラス(繊維素材)を入れ、振るだけ。スポンジターフを”時代遅れ”に追い込んだ「地面つくりの革命品」です。

日本で取り入れる人は少ないです。残念ですね。一方、欧米では、繊維系の草表現は、既に標準技法であり、グラス ジェネレータは、マストアイテムです

価格は ・・・

ノッホ:2万円台

PECO:1万円台(類似品)

 最初に ノッホから販売。その後 類似品が出回わりました。ノッホが価格を据え置いたため、現在 このような差が出てます。

ジェネレーターの使い方

基本テクニックを紹介します。

 

メルクリンオブスウェーデンとあり、北欧在住のメルクリンマニアの方です。メーカーより この動画がベストでした。(わざわざ、ニッポンの水田をネタに してくれてますね。これで”人工芝のイネ”から卒業できます。)

日本語の解説動画(さかつう)

 

振った後、ジェネレーターの静電気で、繊維を立たせる。これは さかつうだけが見つけた”コツ”です。

 

単にふりまくだけでいい?いえいえ、リアルな地面を作るには、「配色選択」も「テクニック」も必要です。

配色の選択

 まず、「草なら緑」でいいじゃん、という発想。それは、固定観念です。
それでは、季節感を入れて、春なら黄緑、夏なら深緑、秋はベージュか茶色・・・単色じゃ、小学生の「お絵描き」です。グラスジェネレーターを生かすには、もうちょっと自然を観察しましょう。

たとえば春。若葉一色ですか?。若葉の上には、去年の草が、立ち枯れしてしてます。初夏になるまでは、枯れ草が優勢のはずです。

2001037

夏。空き地の草っぱらって、青々とした緑 一色ですか?草が剥げて地面が露出した部分が、ありませんか?。

2001039_20200105130402

青い草の下には、去年の枯れ草が堆積してます。

2001038

先のメルクリン氏の作例です。お見事!

夏の設定ですが、実に、ベージュの枯れ草が効いてます。夏=深緑というのは、固定観念にすぎません。ベージュ砂地に枯れ葉のベース。下草は、2ミリグラス(ゴールドグリーン)。上草6ミリグラス(ブライトグリーン)。素材は、たった4つにすぎません。これだったんです。
グラスジェネレータを使えば、上草と下草と地面の3層の表現や、表面の「斑な配色」が可能です。

ところで、いくつも素材を組み合わせ、リアルを求めて試行錯誤していたら、材料代金が馬鹿になりません。先のメルクリン氏は、配色パターン例を動画にしてました。動画の後半です

 

工テクニック

▲:まず「下草から上草へ」この順序で蒔く方法。

WWSというメーカーが推奨してます。

 

けど・・・この場合、下草がボンドを覆い、上草がなかなか固着しません。固着させるため、草に直接ボンドを塗布するか、あるいは、スプレーボンドを強く吹き付けるか、しなければなりませんが、これをすれば、せっかく立たせた下草が潰れてしまいます。
潰れた下草は、デコボコで、その上につく上草は、バラバラな方向を向きます。きれいに揃いません。ことに、12ミリの草丈の長い素材は、立たせることすら困難です。
 

御覧の通りです。草原の立体感=「ボサボサ」感は、出てますが、「草を立たせる」というより、「ボサボサの草原」をつくる手法です。まあ、それが自然といえば、それまで ですが。

 

このドイツ人モデラーさんは、スプレーをガンガン吹き付けしてます。やるなら、これくらいやる。でも、室内換気は要注意!ですね。

×:「上草から下草へ」蒔く方法
上草は固着し、そろった方向に起立します。
一方、後から蒔く下草は、上草の上に降りかかるだけで、固着しません。

◎:「蒔く場所を区分」する方法。

優秀なモデラーは、この手法をとってます。
ただし、おおきなジェネレーターは、素材が広範に散らばります。スポットを狙い、ここだけに蒔く。これが困難でした。そこで メリクリン氏の実践する アタマのいい方法 紹介します。

 ①植え付ける場所だけ、接着剤を塗布
 ②広範に蒔く
 ③余分な素材を掃除機で吸引
 ④ノズルにつけた靴下で素材を回収。
 ⑤①に戻り、2色目のレイヤーへ・・・

 

  キャシーミラー氏の手法

 

スポット草を作る  

もうひとつ、素材を蒔くのではなく、スポット草をジェネレータで作製し、これを張り付ける方法を紹介します。

 

こんなタイプのジェネレータもあります。

 

スポット草は、完成品が800円程度で売ってますね。でも、メーカ品は「単色」です。

今回は 動画紹介に終わります。ここまでわかったら、もはや実践あるのみ。

 

(紹介した通り、いまや、雑誌よりYoutubeのほうが、はるかに有用な情報が拾えます。RMMにしても、新生TMSにしても、これじゃ、雑誌は売れませんね。編集部の奮起を期待します。

 

2020年1月 4日 (土)

【A4モジ】モジュールの収納と搬送

モジュールの収納と搬送

一連のモジュール工作ですが、設計上、1つ「重要な要素」があります。「収納と搬送」。このモジュールは、自室に置くのではなく、3月ごとに運転会をするために、持ち歩きます。

一般に、モジュールの搬送はマイカーです。が、私はこれが使えません。4枚のA4パネルを紙袋2つにまとめ、移動は電車です。さて、どうしましょう?

Dsc_0169

完成後モジュールは、おおむね こんな感じですが

Dsc_0170

①ベースボード、②築堤、③線路、

④架線柱や樹木などの立体ストラクチャー(突起物)に分解

Dsc_0160 

さらに ベースボードを蝶番でつなぎます

Dsc_0173

ボード内側の高さを上限に 地面や水面を作れば

Dsc_0161

ボードの「折りたたみ」ができます。
まあ、これでまた、モジュールの「絵の構図」に制約がかかります。うまくいかないものです。

余談ですが、

Tトラックコンテストも、電車で運べる「コンパクトモジュール」という発想、と聞きます。
このコンテスト、そのエントリーは、30センチパネルのダブル=60センチまで。これでは、ウエイブ線形が振り戻れません。クゥインテッド(4枚)=120センチがあれば・・・です.残念。

 

2019年12月31日 (火)

【A4モジ】ウェイブモジュール 平行四辺形ボード

ウエイブ・モジュールのベース「平行四辺形」ボードの作製を紹介します。
いたって簡単。

A4パネル。画材店にあります。このボードは世界堂で入手。400円ぐらい。ちなみに、サイズがA4なのは、私の所属するサークルが「A4横(297mm)」をルールにしているためです。このルールを守らないと、モジュール全体が繋がりません。さて、どうやって折り合いをつけるか?

A4

対角線に切断して、2つの直角三角形をつくり、

A4_20191231123601

元の長方形の長辺をつなげる。高さA4横の平行四辺形のできあがり。

191230_a4

これをモジュールに組み込んでも、モジュールの横幅はA4横に同じで、元の長方形と同じです。よって。パネルはジグザグに配置されても、モジュール全体の整合性を乱すことはありません。

アタマいい?って、これ、小学3年生の算数ですよ。こういうカタチのモジュール、前代未聞でしょ。高校生の鉄模コンテストでやったら面白いかな。私が現役なら、部長に進言するけどね。こういうイタズラ。

やはり、こういう発想が出てこないのは、日本の教育に問題があるんです。つまり、中学受験だ、なんだかんだで、塾では「平行四辺形の面積公式」を詰め込ませるけど、お受験では”地頭力”が育たない、ってこと。

とっても。でも、頭の固い主催本部(KATO)から、怒られるかな。「みんなの和を乱すな!」とか。

191230_a44

え、直線ボードなら直線線路を置くべき?そんな頭は硬すぎ!。固定観念は捨てましょう。ぐにゃりとS字に曲がった線路配置。見えてきませんか。さまざまなシーナリィが。

191231_20191231133001

 

 

 

 

 

2019年12月28日 (土)

【A4モジ】レイアウト設計 ウエイブ革命

 

モジュール・レイアウトに 設計なんてある?。そう問われて当然ですが、あえて提案

モジュール・レイアウトは、モジュール(部分)の「寄せ集め」で成り立ちます。ですから、他のモジュールとの「接続規格」は、厳守しなければなりません。

たとえば、左右の線路の位置がズレれば、全体のエンドレスが構成できなくなりますし、まして、高さが揃わないと、モージュールの接続すら、出来ません。

それゆえに、線路配置(レイアウト)は ワンパターンになりがち。とくに、コンペティションでは 線路配置を「強制」されます。ここには「線路パターンを創造する」という意味で、設計はありません。

問題は「その後ある」と、私は思います。

モジュールの「絵の構図」

問題は、モジュールの「絵の構図」が、「線路パターン」に縛らてしまうことです。

ボードに直線を敷いて、両脇にストラクチャーを置く。これは、直線ボードの定番です。ここでは、個々のボードを接写モードで見るのではなく、ちょっと引いた目線で、モジュールレイアウト全体を眺めてください。

「なんだ?この単調な線路パターンは」と、感じませんか?

線路を曲げる・・・ウエイブ配線レイアウト

絵の構図を変えるなら、線路を曲げてしまえばよいのです。自分の持ち分の範囲内で、なおかつ、他のモジュールに接続できる、線路配線を設計すればよいのです。

具体的に代案を提示しましょう。「コサイン・ウエイブ配置」です

下記の図で、使用するパネルは、A4横×4枚。線路はトミックスの既成線路。CL541-15、S70です。これで、こんなパターンを設計できます。コサイン(もどき)の線路配線。全体の長さ約120センチ×幅21センチ。横位置が、元に振れ戻るので、他のモジュールとの接続に支障はありません。

190921_20191228223301

 

この際、ボードも曲げる

 ・・・平行四辺形ボード 

曲げるのは「線路」だけ?いえいえ、ボードをA4長方形から「平行四辺形」に変えましょう。線路パターンをウエイブするなら、ボードもウエイブさせれば、収まります。

これで、情景の余地が格段に広がります。たとえば海岸を走るローカル鉄道モジュール。

191228_20191228224101

なお 「平行四辺形」は 長方形を弄れば、簡単にできます。これは「算数」の問題(笑)

つまらないエンドレス・パターンにアクセント

・・・「オメガ・ループ・セクション」

カーブだけで構成する「オメガセクション」。モジュールレイアウトに組み込めば、単調エンドレス型モジュールレイアウトに、おおきなアクセントがつきます。さながら、半島セクション(笑)。あるいは、ファッションコレクションのランウェイです。モデルさんは、もちろん、鉄道模型です。

(・・・ちょっと そこのお客さん 踊り子さんには手を触れないよう おねがいします。)

190921_20190928075801

レイアウトって、何?

オメガセクションの線路パターンから、どんな絵(風景)をイメージできますか?

モジュールレイアウトを覗きこむこと。これを1分の1スケールで、動画再現すると、こんな感じです。、

 

 

 

 

線路は続くよ どこまでも、ただし、まっすぐじゃないゾ

 

 </p>

一般に、レイアウトの線路設計では、線路を複雑に絡めてしまいがち。その結果、レイアウトでは、線路がいくつも立体交差し、何本も並列に走ります。

でも、そんな風景は、都会の、ごく限られた場所にしかありません。まして、ボード上に占める線路用地の割合が、半分を超えるようでは、これはもう「線路地獄」です。

運転は、楽しいかもしれませんが、風景としては、かなり息苦しい。

レイアウトは、役者(模型)が歌い踊る「舞台」です。そんなに線路を引き回さなくとも、あるいは、単線1本でも、舞台はできるのではありませんか?

この動画が、示唆してくれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年9月 2日 (月)

【A4モジ】ニッポンの草原は  KATOじゃなくて 100均麻縄

ニッポンの草原(くさはら)は深いぞ・・・KATOの勘違い。

他人のレイアウトではなく、現実を観察しましょうよ。ニッポンの草原は 欧米に比較して、深いのです。

Photo_20190831124301

草刈がなければ、ススキは1mを超え 車両の床下部分が完全に埋まる高さ 以上に繁茂します。

ノッホ ウッドランド 欧米の草素材は、スタティック・グラス(芝)を再現するアイテムです。一方、ニッポンの雑草(ススキ系)は、芝ではく、トール・グラスです。冷涼な欧米と湿潤アジアでは、植生が違います。したがって、ノッホやウッドランドの草素材で、日本の草原を再現しても、決定的に高さが足りません。見ればわかります。

KATOの草原(くさはら)シリーズは ノッホかウッドランドのOEM製品です。発色はいい。ニッポンです。でも、その高さは大間違い。2ミリです。ニッポンの草原は、トールクグラスが主体です。この再現には、Nなら10ミリ HOなら15ミリが欲しいです。

「100均麻縄」という 108円低価格素材

どう作るかは オリジナル動画で・・・ん スゲー。

(模型雑誌より Youtube動画に「工作ヒント」は転がってますね。鉄道模型に限定せず、また国境 にも制約をかけては いけません。言葉のカベ?・・・見ればわかりますよ。)

Dsc_0117

100円ショップキャンドゥに売っている「麻縄」。当然108円です。大量にできます。

 Dsc_0118

結び目をつくり

Dsc_0119 

カットして

Dsc_0120

繊維をピンセットでほぐし

Dsc_0121

根っこの団子を切り落とし

Dsc_0122

木工ボンドで 1つづつ 植え込み

Dsc_0114

高さ深みのある「ススキ原」ができます。たぶん、日本のモデラーはやってない手法です。日本の草原(くさはら)は、日本の「100均」で売ってるんですよ(笑)みんな、気が付いてないだけ。あ・・・”この道のプロ”を自称する人には、内緒にしてね。買占められたら困るから・・・。

リアル釧路湿原

1909011

近隣の河川敷

Dsc_0005

 

モジュールに応用 

 湿原モジA(水面濁り

Dsc_0108

湿原モジB

Dsc_0110

ドローン目線で

Dsc_0112

接写モードで

Dsc_0116

繊維系の草素材 実力があるでしょ。スポンジ素材(ターフ)のバラマキや貼り付けにくらべ、はるかに。リアルです。私はこれで「スポンジ草」から卒業しました。

次回は 草原にグラスジェネレータを使う です

これも、繊維系草素材を生かすアイテムです。高価ですが、見返りはあります。海外のジオラマ作家さんは 普通に使ってます。これは、すでに標準技法です。

 

 

 

 

 

2019年8月31日 (土)

ブログ村 登録だけ残し それ以外ヤメタ

再開にあたり 2点 

 

1:ブログ村に登録してますが、登録以外ヤメました。

2:DCC改造のほか、A4サイズでNモジュール製作を 追加します。テーマは地面・草・水面(海面)自然表現。モデラーがやってないことを 模索します。なお、バックナンバー等で判別できるよう タイトルに【A4モジ】と表記します。

ブログ村のランキングには興味なし。ランクに疑義があるなら、なおさらです。たとえ”1”データーであっても、協力したくないですね。「顕微鏡サイズ」ですが、抵抗します。

そもそも、ランク上げたきゃ、テクを駆使する前に、メジャーなNゲージに絞りこんで、速攻で「新製品レポ」とか「プチ改造」を綴ればよし。これで、ランクアップしますよ。これは、私の趣味じゃないなぁ。

そもそも「ブログ注目度合」が趣味、なんじゃなくて、人がやらない方法で「鉄道模型を弄る」のが趣味。注目なんかされなくても、自分が楽しけりゃ、それで満足です。つまり、模型が楽しいのが、第一義であって、私は「ランクの顕示」に、興味がもてません。

そんなわけで、意図的に、なるべく「注目を浴びない」よう、鉄道モケイを綴ります。設定を「単純登録」のみにしています。したがって、新着記事から流れると、一切見つからないかもしれません。一方で「記事」や「動画」には、インパクトを残せるよう、努力します。

月1ペースで書き込みます。あえてブックマークは無用です。検索をかければ、当たるか と。 

☆現 工作途上のマルタイ Dsc_0105

私の改造は「アナログには真似できないコトを楽しむコト」が目的です。ライト点滅 乗務員の無線 作業音 それを外部から操作する。これが、DCC模型工作の本懐ですね。

Dsc_0107_20190831000401

見ての通り かなりの「魔改造」です。

1台の影で平均3台壊します。手術成功率25%。藪医者。参考になりません。

☆ カタチに嵌らない モジュールをつくる

Dsc_0074

線路配置を「ウエイブ」にしてます。実にお行儀悪い配線。ですが、他の一般モジュールへの接続に支障はなし。ちゃんと直線に戻ります。使用したのは、トミックス541-15×2=30度 間にS70のガータ橋。これで 厳密ではありませんが A4パネル横置×4=約120ミリに収まります。緩いカーブなので、S字の捻りが入っても、カーブにおける「車体のカクカク」現象はありません。絶妙です。

これも人がやらないことかな。なお、このモジュールは ある程度分解し、電車で持ち運び、可能です。

モジュールは「直線線路をボードに正対」させる。そんな決まりゴト、誰が定めた?と私は言いたい。多くのモジュールレイアウトは、多彩な風景を寄せ合いです。でも、みんなが同じ線路パターンです。たとえ、ストラクチャーのウェザリングに凝り、モジュールを接写すれば「作り込みが素晴らしい」としても、レイアウトを俯瞰すれば、バーっと一直線、お行儀よく90度ターン。なんか。日本人のモジュールは、つまりません。

例えば、鉄道写真の「美しい構図」は、カーブで編成が収まること。だからS曲線は 名撮影地になるわけよ。で、現実の「美しい構図」を なぜレイアウトに応用しない?。ヘンでしょ。

まして、そういうレギュレーション(決まり事)を押し付けてる ナンチャラ・コンテスト。アタマが固いです。とにかく「型に嵌める」のが大好き。日本のおじいちゃんたちの悪い癖です。高野連しかり、相撲協会しかり、・・・あら脱線。

キハ261 ライト 「再」改造

以前「キハ261のライト改造」を連載してましたが 走行集電不良が著しいと判明しました。原因は「車体の重心」。「屋根裏の配線」で、重心が上がり、車体がぶれる。これが原因てす。

ウエイトを埋め込むか、配線を見直しか。模索してます。

2019年4月12日 (金)

【番外】「次世代金型」に「レトロ制御」Tomixプログレッシブグレードの矛盾

Tomixの四季島 Youtubebに上がってます

使う金型は 通常の2倍だそうです。ガンプラを手掛けるバンダイなら「通常の3倍」とか、言ったかな?。
冗談はさておき 単純に金型(部品点数)を増やせば、それが「次世代模型」になりうるか?という問い

鉄道模型には 2つ思想があって、1つは「見栄えがナンボ」、他方は「動いてナンボ」。

その「見栄えがナンボ」主義によれば、「金型2倍」は、筋は通りますよ。

但し、見栄えにこだわるなら、小さなNゲージより、HOとかOで再現すれば、いいこと。なんでNゲージで再現するのか わかりません。売れるから?サイドボードに飾るなら、どうやっても、スケールの小さなNゲージは貧相です。
もう1つ、細部再現と現実(リアリティ)は、違うこと。車内がスケスケに見えちゃう寝台列車なんて、恥ずかしくて乗れる?(笑)まして、数十万円かかるクルージングトレイン。そんな実車、走ってません。

他方、「動いてナンボ」主義の模型思想から。

Tomixの「次世代」が、アナログ制御に拘泥するなら、ちっとも「次世代」になってない。あそこまで「細部再現」を検討し、「金型2倍」を実現して、走らせたら”シャー”ですか?それは、令和の御代に、2時代前の「昭和の鉄道模型」ですよ。それは、「次世代」じゃなく「レトロ」と言います。

アナログ模型では、走行のために線路電圧が動き、方向転換で線路極性が変わる。これでは、線路電源は 走行以外のギミックの「電源」になりえない。だから、アナログ模型は、走るしか能がないのです。
仮に 鉄道模型に「走行」以上の夢を託すなら、余計なハッテリーを載せ、外部機器を幾重にも並べることになる。模型は安価だけど、周囲はとて重い。電気に詳しくない私にも、簡単にわかります。メーカーの技術陣というプロを自認するなら、分っているでしょうに。

世界を見てほしい、「海外に行け」じゃない Youtubeでこと足りる。

サウンドのあるなし、ではなく、低音が難しいNゲージでさえ、サウンドの質で競争している。逆に言うと、ユーザーは、「耳」で模型を買ってる。欧米市場では 「見栄え」だけじゃなく、「聴き映え」がセールスポイントになってます。もちろん車載です。サウンドなんちゃらなんか、使わない。

いまどき「サウンド」がない模型を「次世代」などと僭称する。これは、”お笑い”ですか?>Tomixさん

サウンドの入った模型を、遠い海の向こうの話、なんて考えてる方。国内モデルでも、こんなハイグレードなサウンドソフトがありますよ。デコーダーはEsuですが、サウンドファイルは無償です。

 

 

.

 

 

2019年4月11日 (木)

第5回 ライトユニットの改造

 

1必要なのは 室内灯よりキャブライト(室内灯を入れない理由)

後追いの実車画像です。乗務員室の室内灯がハッキリ見えます。その存在感は、曇天の昼間ならヘッドライト並み。(窓は光ってませんね)

1904042_2

晴天の白昼でも、見えます。

1904031_1

多くのNゲージ愛好家が嗜好する室内灯です。でも、室内灯は「マスト」ではありません。それどころか、白昼走行を想定した場合「リアル感ぶち壊し」だと思います。

ヘッドライトとテールライトの工作

1904067_4

ライトユニットをボディから外します。この段階で判明することですが、ユニットはボディに組み込まれているため、リード線をボディの屋根裏を這わせるしかありません。当然、リード線を下回りからどうつなげるか、という構造上の問題が生じます。
分解を考慮しないとけません。開け閉めで接続部が劣化しては、不点灯の原因になります。では、開け閉めできるほど リード線に余裕を持たせてはどうか。これでは、模型の見栄えを著しく損ねます。リード線の塊で、ボディが収まらない、原因にもなります。ここが、小さなNゲージの苦しみです。その答えは後ほど

 

 

1904061

ユニットは 本体 電子基盤 裏ふた の3つ。中央が工作対象の電子基板です。

1904062

その足が集電板に接触することで 受電します。集電板には、交流が来るので、ここからの給電は絶縁します。代わりに、デコーダーから受電することになります。

1904063

i① 先端の返しをカットして 

② ここにオレンジ(画像では黄色で代用しました)リード線をはんだつけ。基盤の改造は不要です。

③ 外側を熱収縮チューブでカバーします。これで、たとえ集電板に触れても そこから電気がきません。

1904065

  

チェック! ライトユニットの点灯を確認 

  ハンダつけしたオレンジ(黄色)リード線を アナログ・コントローラに繋ぎ、

1904066

  LEDの点灯を確認します。点灯は正常ですか?

1904067

3運転室(乗務員室)キャブライトの工作

19041010

ライトに使うLEDは チップLED1006 1ミリ×0・6ミリ 米粒以下です。これがリード線(ポリウレタン銅線)つきで入手可能です。

美軌模型足付チップLED1006×4個 を使用しました。

※ちなみに ワンサイズ上 1016サイズだと、秋葉原の秋月で1個40円。現在、こちらが激安になってしまいました。なお、その気になれば 1006のLEDにポリウレンタンをハンダつけできますが・・・難易度がハンパなく高い工作なので オススメしません。

この極細ポリウレタン線は 切れやすく、撚りが入りやすい「難素材」です。でも、チップLEDには 極細ポリウレタン線しか、ハンダつけできません。そこはしかたないとして、その先は、ビニール被膜線に切り替えます。

長い脚が プラス こちらには青リード線 短いほうがマイナス こちらに緑リード線

ビニール線の「芯」に ポリウレタン線を巻き付け ハンダつけ。ポリウレタン線の被膜ポリウレタンは、ハンタの熱で溶け、通電します。

1904069

繰返しますが ポリウレタン線は「髪の毛」並みに繊細です。かんたに「撚り」が入り、そこから断線してします。「難素材」です。慎重に・・・

 チェック! チップLEDの点灯

 固定工作の前に 一度 点灯を確認します。電源はアナログコントローラ。青線をプラス出力 緑線をマイナス出力 に繋ぎます。ここでは チップLEDに電圧や電流を制限するダイオードや抵抗が挟まっていません。「最低限」を探るように、慎重に上げます。もし、点灯しないなら、チップLEDの方向が逆です。あるいは、アナログコントローラーの出力 逆に取り付けしてます。

工作手順

ライトユニットの 運転台後方に ビンバイスで穴を通し

1904101_1

穴に チップLEDの足(ポリウレタン線)を通します
チップLEDは ユニットの構造上「真後ろ」に配置できません。正面 左よりに位置取りします。

外で ビニール被膜線(AWG32)と結線 ハンダ付けします 

1904102

接合部を、熱収縮チューブで カバーします。

Dsc_0014-1

接合部を 運転席のウラに固定します。
これで、ライトユニットからは ビニール線が出ている形になります

1904104_1

反対側も同じ

チェック! 通電(LED点灯)を確認

 1904067_3

アダプターへ配線

ライトユニットからは 4本のリード線。バラバラなので 熱収縮チューブでまとめます。

Dsc_0030

リード線の先端に ICピン(1×5)
アダプターの端子と合わせます。(1つ余ります)

1904105

リード線にマークして マークの位置で、被膜をはぎます。

1904106

芯をピンに差し込んで ハンダつけ。
リード線をボディの外に引っ張りだしで 工作すること。あるいは、ライトユニットごと取り出して、工作するのが、一番安全かも。  

とにかく ボディにハンダが当たらないよう 絶対に注意!

Dsc_0034

一進一退なら まし、DCC工作は、スムーズに進捗がはからないことが 多いです。
・・・「2歩進み3歩下がる」とか「はじめに戻る」とか。
1904107

リード線は,余ってもダメ。足りないのはもっとダメ。こういう作業を一発で決められたらなぁ・・・
不器用モデラーには、これが難関です。

 チェック!

 デコーダーに見立てた「ダミー・コネクター」を作ります。アナログ電源(コントローラー)を使い、
LED点灯を確認します。いままでの工作「アダプター」「コネクター」「ライトユニット」を通して、
工作の成否を確認します。

1904111_2

 アダプターに差し込み
 アナログコントローラを電源に ヘッド テール 

1904113

 運転台 それぞれのLEDの点灯を確認します。

 

1904114

  問題がなければ、「作業は成功」です。

 点灯しない場合、そもそも、大元のコントローラーからの出力 その繋ぎが「逆」 あるいいは 進行方向レバーが逆で 青線にプラスが流れてない 場合があります青線にプラスが流れているか、確認してください。

 しつこいほど「点灯試験」を繰り返しています。これは チップLED 定電流ダイオードともに
「方向性」があるためです。とくにチップLEDは超極小。「方向」を間違えてハンダつけして、
そのまま気が付かない。このまま完成させたら「点灯しない」。おかしい。そんなミスを避けるためです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年4月 9日 (火)

【告知】DCC運転会 令和のNゲージ。その遊び方

令和のNゲージは、”しゃべくり模型”に 進化します(笑)たぶん。

 

終着札幌にまもなく到着。先行の各停に阻まれて、高速特急もスローダウン。ビルの間のチラチラ。そして、車内には、あのハイケンスのメロディとともに、乗換案内放送が流れてきます。そんなシーンです。乗り鉄ならわかりますよね。鉄道旅行のクライマックスです。

ここからが大違い。昭和のNゲージでは、案内放送は”ココロの中”だけ、流れていました.令和のNゲージは、ほんとに”模型から聞こえてくる”のです。このリアリティ充実ぶり。半端ない。これが、模型の進化というものです。

そんな 令和のNゲージ の運転会です。
体感してください。「走らせる」だけではない、「しゃべらせる」鉄道模型。その、あたらしい遊びかた。
乗り鉄+音鉄+模型鉄。鉄道趣味の大統合。その壮大な試み。

見学参加 歓迎します。

期日 4月28日(日) 令和の時代まで あと2日
時間 13:00~17:00+さらに 17:30~から 延長戦(単線モジュール運転会)
場所 新横浜プラスポート 7・8・11・12 4線を交代で。
   延長線は 公民館を利用

費用 レンタル費÷参加人数 ですが 毎回2000円弱で済んでいます。見学は費用無料。

表明 fe2o3@mbe.nifty.com 横溝みなみ まで

今でも、「昭和の鉄道」にはノスタルジーがあります。でも、いまだに「昭和の制御」で放置して、いいわけありません。
もう 
「アナログ」が残るのは、ザサエさんの磯野家と鉄道模型だけ。

 

2019年3月29日 (金)

第4回:ムダかな?でも アダプターを挟みます

ムダかな?でも アダプターを挟みます。
ライト用のデコーダーは、動力デコーダーに比べ、工作ミスによる「焼損事故」は、少ないです。ですから、DCC動力車の改造工作で示したような、リスク回避や工作チェックのため、わざわざ「アダプター」を入れるのは、無駄ですね。
アダプターを入れないで、配線を直接デコ-ダーにつなげば、車内がスッキリするのは 事実です。
かしながら、今回の工作では、「ライトデコーダーにリード線をつける」細かい工作があります。これが 気になるネックです。もし、リード線の取り付けにミスして、ライト点灯に失敗した場合、この失敗の原因を、自力で探る必要があります。この場合、アダプターがないと、工作を全て撤去しなければなりません。材料もムダになります。さらに怖いのは、解体の過程で 模型本体に「傷」をつけてしまうことです。
ですから 失敗することを前提に、「アダプターをつける」方針で この後の工作を進めます。
工作の方法は、このページ  さあハンダ作業だ(実技編)」
http://pianorise.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/3--6e65.html
と同じです。復習がてら 眺めてください。
今回も 標準のユニバーサル基盤と ICピン(丸ぴん)を使用します。
 
160316note
基盤の大きさは、穴の数で タテ4×ヨコ5 です。このサイズが車体限界値です
190316note2
アダプター裏の配線
 190316note3_2
基盤裏の配線は、このように 8ピンのl配列に似せました。ここには、ルールはありません。(モーダー出力のlオレンジ・グレー線の端子に、両極性ライトの2本線が当たるよう、変更してます。)
組立手順
 ①まず 定電流ダイオードを設置 
  ※ダイオードには 設置方向があります 
  カッソード・マークを 「ライトユニット・アダプター」に向けます 
 1903232
 以下②~⑤と ピンにリード線を ハンダつけていきます
190316note31
1903233
1903231
ICピン1×5を挿入 
ピンの両端に リード線 ダイオードの足を ハンダつけ 
 190316note32
190329_1
ピンの間に ブリッジを作ります。
  190316note33
190329_2  
190329_3
チェックポイント
1.模型に入れて 収まりを確認
2.ピンに テスターを入れて 漏電がないか?

2019年2月26日 (火)

第3回:ハンダができない?Tomix集電板 どうする? 

第3回:ハンダが効かない?Tomix集電板 どうする?

 
リード線の取りつけ位置は、車体後部のこの場所です。マークします。
190221dsc_0068
   
板を取り出し マークした位置に リード線をからげます。
座席ユニットには、モールド(形成上の凹凸)があります。リード線をからげる場所も、この凹凸を利用します。周囲をルーターで削れば、・・・
Dsc_0072_2
   
リード線の芯が スッキリおさまります。
Dsc_0073_2
   
「さあハンダ」と・・・簡単に行けません。金属がハンダをはじきます。
190221dsc_0070
さすが「デジタル大嫌い」が”隠れ社是”。Tomixの仕事です。「うちの製品には、デジタル機器を入れさせないっ」。嫌がらせですか これは(笑)
冗談はされおき、原因は、金属表面にあります。フラックスを使用すれば、表面張力が落ちて、ハンダが「ダマ」になることはありません。
なお SUS(ステンレス向けフラックス)が効果的なのだそうです。
       
今回は 別の方法を提示します。「銅箔テープ」です。
Dsc_0077
 
半面に、通電性接着材が塗布されて、これを張り付けるだけで、「接点」ができます。
Dsc_0075_1
   
銅箔テープでは,「ハンダ盛り」のような、突起ができません。
  
Nゲージ模型は コンマ数ミリの異物も許さないほど、「カッチリした組み合わせ」で、組み立てられてます。ハンダ盛りの コンマ数ミリの厚みで 車体が収まらないことは、よくある話です。収まったとしても、編成を組んで、塗装ラインにズレが生じて、編成美を損ねることもあります。かくも、Nの改造は、厳しいものです。
   
ですから「ハンダ盛り」ができない、この方法は、単に「ハンダつけの代替手段」以上の 効用があります。

2019年2月20日 (水)

ライトでも アナログに「決定的な差」をつけなきゃ! 

Tomix キハ261(先頭車) 工作の問題

ボディを外します。

Dsc_0046 台車のネジを抜くと 座席ユニットが外れ「3枚おろし」になります。

集電スプリングを飛ばさないこと。ネジとともに 厳重に保管してください。

Dsc_0047 集電板は 座席ユニット裏に突起があり 組み込まれてます。

集電構造です。「ピンが集電版に当たる」設計です。ボディを

かぶせることで、着実に集電しています。

Dsc_0048_1

工作にあたり 2点の問題が見えます。

1ライトユニットが ボディ側に組み込まれていること

2集電板(金属製)に、リード線をハンダできないこと

 (これはTomix共通の課題) 悩ましいのは前者です。ライトユニットは ボディに組み込まれ、一方で 

電気は、線路から台車へ、下回りを経由してきます。したがって、ライトの点灯に

は、ボディと下回りを「電気的につなぐ」通電工作をしないとなりません。

ボディは、開け閉めをする部品です。開け閉めを前提に、着実で狂わない

(壊れない)通電工作を、しなければなりません。

「改造前の通電機構」を利用する。

・・・これが「ベスト解」


元の模型での集電構造です。「ピンが集電版に当たる」設計です。ボディを

かぶせることで、着実に集電しています。

このピンを利用して 間にデコーダーを挟めば 次のように工作可能です。

Dsc_0050_2

たぶん これは 不器用モデラーの「最適解」です。


アナログに「決定的な差」をつけなきゃ! 

お金を掛けるDCCの意味はない


残念ですが この工作方法では ヘッド/テール(ヘッドサイン)のコントロールしかできません。デコーダーを買い、よけいな工作して 結果「アナログ」と同じ。それでは、情けないです。なんのためのデジタル化なのか・・・ 

今回は、DCCだからできる「運転室の点灯/消灯」を工作し アナログに差

つけます。ですから、別の通電方法を模索します。

確実簡単な方法は 単純にリード線で繋ぐ方法です。しかしこれでは、分解に伴い

ともない、ハンダ付けしたリード線に無理なチカラが加わります。断線のリスクが

あります。

リード線に余裕を持たせると、断線ば防げますが、今度は 余分なリード線を

処理できません。リード線が「窓から見える」のは、模型工作の見栄えが悪く

できれば避けたいです。

ーおことわり・・・結果を求め 難題になってしまった DCC工作-


鉄道模型工作は 人により「千差万別」です。DCC工作でも同じ。ブログでは、

なるべく「鉄板」で「簡単な方法」で「間違っても戻れる」。3原則を基本に 

手法を提示しようと思います。スピードや手順、あるいは「仕上がりの美しさ」

は 2の次に置きます。


今回の工作、他人の目線でみれば、間違えなく「遠回り」してます。

実際「元の模型の集電ピン」を利用すえば、もっと楽で、もっと安上りです

2019年1月 6日 (日)

第1回:LEDの基礎知識と デコーダー選び

第1回:LEDの基礎知識と デコーダー選び

今回は、基礎知識の講義のみです。

現在、「模型本体のライトユニット」や「メーカ純正室内灯」は ほぼLED(発光ダイオード)が使われてます。理系の学校を卒業された方には、説明無用ですが、文科系の学校を出た人には、LEDの扱いが分かりません。文科系の人は、小学生の「マメ電球実験」の記憶しか残っていない、そいう方が大半かもしれません。

ブログの連載趣旨は「12歳でもできる」DCC改造です。12歳に理解できる

説明を試みます。

では その豆電球とLEDの扱い。

違いは2点。それだけです。

 (1)極性がある。

 (2)電流・電圧の使用条件(定格)がある。(もちろん電球にもありますよ)

(1)LEDには極性がある。

  電球と違い、プラスマイナスをに繋ぐと点灯しない。それだけの話です。

この性質をうまく利用しているのが KATOの「ライト回路」です。

図解すると

1812290 ①前進する場合 電気の流れとLEDの発光

1812291 LEDが電流をブロック。一方のLEDは点灯しません。 

②後退する場合 電気の流れとLEDの発光

1812293 アナログ模型は 方向を転換すると「線路の極性」が逆転します。この逆転で

反対のLEDが点灯。元のLEDはLED自体が電流をブロック。点灯しません。

まあ 考えてみれば単純ですが お見事!でしょ。 

(2)LEDには 電流と電圧の使用条件(定格)がある

※最初に おことわりしておきます。デコーダーから出力される電流と電圧は、線路電源と同じです。したがって、既存のライトユニットにつなげる ならば、抵抗やダイオードによる調整は、一切不要です。

新しくLEDを追加し 照明をつくる場合に限り、そのLEDの定格(使用条件)に合せて、電流ないし電圧を下げる必要がある ということです。

 

電流と電圧の定格(使用条件)。これも、12歳に理解できる説明を試みます。

イメージしてください。川が流れ、小さな滝がある。その滝を利用て水車を回している。ここで 川の水量が電流 滝の落差が電圧 水車がLEDです。

1810120 水量が大きすぎたり 滝の落差が大きすぎても 水車は壊れますね。 

LEDの使用条件(定格)とは、そんなものです。具体的には、〇V〇mAとして記されてます。「これ以上で使うな」という指示です。

1810121

鉄道模型の線路には 最大12Vの電圧がかかります。これに対し、LEDの定格が3Vだとしたら、これを直接つないだら、当然、壊れます。

もし 条件に合わない ならばどうするか。手段は2つあります。

1つは、抵抗を挟み、電気を浪費させて滝の落差(電圧)を下げる。 1810122 抵抗の値は、オームの法則で求めます。中学校の理科で学習しますが、高校、 

大学、果ては電気関係の資格試験にまで、永遠と使い続ける道具です’(笑)。

1つは、定電流ダーオードを挟み 水量(電流)を狭めます。LEDよりプラス側にはさみ込みます。定電流ダイオードから先は、決まった電流しか流れません。

1810123 これも、ダイオードですから、挟む方向が決まってます。要注意。 

(3)デコーダー選び。「コモン式」と「両極性式」がある

模型のライトユニットに、単純つなげても、点灯できない場合があります。

トミックスやマイクロエースの車両を、改造する場合には、「コモン式」デコーダーは、対処できません。ライトデコーダーを買い求める際、注意しなければなりません。

【注意】 コモン=共通線

「プラス側コモン式」とは、私が勝手に使った造語です。公用語ではありません。

でもl これでも通じるとは思います。

純日本語に置き換えるなら 「プラス側が共通線になってるヤツ」 と言い換えて

ください。これで通じない、電気に疎い模型店では、買うことをお勧めしません。

(4)プラス側コモン式

コモン式は、このような「電気出力」になっています。デジトラックスほか

欧米の動力デコーダー、サウンドデコーダーは、このタイプです。 実は、こちらが「国際標準」なのです。

1901051 ①前進 電気の流れとLEDの発光

1901053 ②後退 電気の流れとLEDの発光

1901052_2 前出の「KATOのライト基盤」に応用します。単純につなぐと・・・ 

1901054 後退のテールライトは点灯しますが、前進のヘッドライトが点灯ができません。 

なーんでか?中学理科の勉強です。

1901055 よーく見てください。LEDが逆向きで、電気が通りません。 

つなげるには 改造が必要です。

 方法1 LEDを逆向きに打ち直す

1901057  方法2 回路を逆向きにする

1901056

KATOは、回路が見えるので、改造ができます。しかしながら、トミックスやマイクロエースのライトユニットは、回路が見えません.トミックスやマイクロエースの車両を、改造する場合には、「コモン式」デコーダーは、対処できません。「両極性デコーダー」を選んでください。

(5)両極性式 両極性式は、このような電気出力になってます。

1901062 ①前進 

1901063 ②後退 

1901064

デコーダーから先は アナログ線路と同じ「環境」を作りだせます。従って、ライトユニットの端子に繋ぐたけで、ライト制御は完成します。アナログ模型の改造では、こちらが都合よいのです。

永末システム事務所やDCC工作連合のデコーダーは、このタイプです。 でも 模型に8ピンソケットが用意されてると コマッタ!

こちらにも問題があります。KATOのHO模型、最近の発売ではキハ110ですが、ご丁寧にDCCソケットが用意されてます。このソケット国際規格の「8ピン」仕様です。当然、その先、ライトユニットは「8ピン」仕様=つまり国際規格の「コモン式」のLED回路になっています。

19010406

コモン式デコーダーを差し込むには、問題がありませんが、両極性デコーダーを使うとなると、ライトユニットの改造を要します。ほんと、DCCフレドリーではなく、よけいなお世話です(笑)

(6)コモン式が国際基準?

それではなぜ「コモン式」が国際規格なのか・・・理由はあります。

操作するLEDが増えると、プラス線を1つにまとめた「コモン式」は、配線数を省けるのです。

1901072 日本のDCC改造は未成熟ですが、ライト制御で、室内灯、方向幕、はてはSLの火室のゆらめき、ライト制御が多数になれば、「コモン式」にせざるをえません。

 

(7)ハイブリット

永末システム事務所4機能デコーダーは、ハイブリット型です。ヘッドライトとテールで

2機能。これは 両極性の出力。後の2機能は、コモン式の出力になっています。

190107


 

2018年12月29日 (土)

多彩なライト制御(表現) なんで挑戦しないのか?

お待たせしました。DCC改造の連載を再開します。前回までは「動力制御」をテーマにしました。今回は「ライト制御」です。今回は そのイントロダクションです。

ライト制御での、デコーダーの役割


DCC制御の線路に、アナログモデルの車両を設置すると、ライト類は、全て点灯しっぱなし、いわゆる「常点灯」になります。 ここは、改造無用です(笑)。

室内灯は、それでOKかもしれませんが、ヘッドライトもテールライトも同時点灯では、これは異常事態です。そこで、間にデコーダーを入れて、点灯を制御します。


デコーダーは、永末システム事務所から出てます。ヘッド/テールの制御だけなら。1000円強から、ヘッド/テールに加え2ファンクションの追加機能で、2000円弱。もちろん、KATOの「DCCフレンドリー・FL12」を改造する手もありますが、価格差はありません。機能は乏しい上、手間とリスクだけ損です。

常点灯?・・・んな もんじゃないのよ デジタルは

デコーダーを入れることで 進行方向に合わせて、ヘッド・テールの転換ができます。まあ これは、あたりまえの機能です。

アナログとの差は、その先にあります。端的に言えば「消灯」の機能です。コントローラーから遠隔操作で、点灯も消灯も、自在に操作できます。それも ライトごとに、個別に制御できます。運転台の点灯と消滅は この機能を使ってます。

しかも あえて「蛍光灯型の点灯」にプログラムしてます。


次の動画は、EsuのDCCライトユニットです。現地価格で3000円前後です。その気になれば、ここまで表現が可能です。すごすぎ。ですが、これは3年前の動画です。


もし、アナログ環境で、これを真似る・・・となると。容量の大きなコンデンサー(電池)制御基板、それに 赤外線通信の受信機器が必要です。電子工作だけでもタイヘン。まして、その大きさから、Nゲージに埋め込めるか、保証できません。

世のモデラーに問う!

多彩なライト制御(表現) なんで挑戦しないのか?


日本の模型では「LEDテープ」で「いかに光らせる」が工作の論点です。ガレージメーカの製品も、モデラーの工作記事も、この論点を必死で争ってる。動画を見れば歴然ですが、これはガラパゴスの争いです。

次の動画を見てください。欧州モデルの客車ですが、想像してくださいよ。これが24系のブルートレインだったら・・・と。鉄道模型進化の道筋。見えるでしょ。


消灯も、調光も、発光形態(点滅など)も、遠隔操作できるデジタル室内灯に比べると、「テープLEDの室内灯」は ひどい「技術停滞」に思えます。

デジタル技術を駆使して 個別点灯・消灯ができたら それだけで鉄道模型はガラリと進化する はず なんですけど。

もちろん「進歩=模型趣味の正義」ではありません。昭和レトロ技術を愛でるのも、ありです。アナログは単純明解です。機能を欲張らなければ、故障もなく、維持費は安いですけどね。

2018年12月13日 (木)

続・地球の裏側の鉄道模型事情 (英国編)

私は DCC模型で遊んでます。そのアンテナは DCCの普及していない
国内により、国外に、地球の裏側に向きます。今回は その余談です。


たとえば Youtubeで「DCCサウンド」と日本語ではなく、{DCCSound」と
英語表記で検索します。まあ アンテナの操作はこれだけ。(笑)
ヒットする動画は、北米大陸が多い。それは当然でしょう。2番目は、どこか?
数々のDCCメーカーが本拠を構える、ドイツではなく、英国が多いです。
鉄道発祥の母国だから、当然かもしれません。明治の鉄道開業に先立ち
模型を持ち込んで、デモンストレーションしたのは 英国です。

それにても 私には、欧州模型=「メルクリンのドイツ」のイメージが強く、
英国の鉄模は、縁が薄い。正直言って、トーマスしかイメージが沸きません
でした。
きっかけは、北米大陸発 このチャンネル「邦訳=これってスゲーな」

このところ、女性モデラーがゲストになっている。今回は「イギリス」
キャシー・ミラー。彼女のチャンネルを見て驚きました。女・地面師だわ(笑)

それだけでない。UK(英国)vsUS.模型事情を比較してます。


イギリスでも 鉄道模型は「おじさんの趣味」らしい。若い世代に
ソッポ向かれている。どうも、この傾向は、全地球規模で共通の課題
らしい。笑うしかないでしょ。


その点をいえば、英国は、ニッポンよりはるかに深刻。見てほしい、
イベント会場レイアウトが みんな「古き良きSL時代」を再現してます。
これじゃ 若いもんは ついてこないよなぁ。
日本でも「国鉄回顧」の模型が、メーカーから溢れているけど、イベントを
走る模型は、ステンレスの車体あり、新幹線あり、時代バランスは取れて
いますよ。


で キャシーミラー。日本の模型事情、とりわけNゲージの世界を知ったら、
どうコメントするかな?。


Nゲージには 「キングオブホビー」なんて、格調も品格もありません。、
「サブカルチャーの一角」です。
品質はプラ製品ですが、毎年大量の新モデルが、流通してます。最新車両は、
1年たたずに「模型化」されます。
ユーザーは「買い集め」に必死です。古くなったら中古屋に売り、売却資金を
元手に、最新モデルを買う。Nゲージなんて、流行服飾と同じです。
「高校生の模型コンテストがある」ほど、若年世代に浸透してます。「おじさん
だけの趣味」では、ありません。

・・・とかね。

日本でも、アメリカ人のような大きな家に住めず、自動車はコンパクトです。
狭いスペースでも、でかい模型。自由に走らなくてもよい。精密細密を愛でる。
これは、英国の解答。
狭いスペースなら 模型を小さくする。これが日本の解答。
Nゲージ、Bトレ Z・・・まあ「チンチクリン」志向に走ること。これは文化だね。


国際比較して おそるべし
 日本の鉄道 じゃなくて鉄道模型 かな?
私は 素直に喜べない のだけど。

2018年12月 1日 (土)

連載再開に向けて 試行錯誤中

NゲージDCC改造 連載を再開に向けて 試行錯誤しています。
タネ車は 引き続き JR北キハ26(Tomix)です。

デコーダーは、永末システム事務所 4FX(制御)両極デコーダーです。2つで 
3,500円前後でした。

試作品は完成しました。しかしながら・・・他人、とりわけDCC工作初心者に向けて、
説明するには、問題がありすぎました。現在、もっと 「簡単」に工作できないか
思案し ポイントを整理してます。
一方で 金も手間も投じるDCC改造ですから「相応のパフォーマンス」が向上しなけりゃ、
意味ありません。
ただ、真夜中に動く事業用車両でもなければ、ライトのオンオフが遠隔操作できた
としても、それは著しい 「パフォーマンスの得点」には なりません。
進行方向で,ヘッド/テールが転換するのは、当然の機能ですが。これとは別に
ファンクションの オン/オフで 点灯/消灯が可能です。注目は消灯操作です。
これは アナログでは絶対できない技です。もちろん 消灯といっても線路電源を
切っているわけでは ありません。
「室内灯」の操作=消灯もできるのですが、デコーダーやコードを隠す工作は
完璧にはできません。そこで キャブ(運転席)点灯/消灯を工作しました。
点灯スタイルが「蛍光灯点灯」になってますが、意図的に設定したものです。

このほか ヘッドライトの「停止時減光機能」も 装備されてます。

「鉄道模型を走らせる」それ以上の楽しみ(弄り方)があるなら、デコーダーを買い
模型に組み込む、お金も手間も やりがいがあると思いませんか?
「それは無駄」と思う方に 無理強いはしませんけどね。

2018年10月 7日 (日)

【注意】連載から外れます。SPJヘルパーの不具合

【注意】連載から外れます。SPJヘルパーの不具合

3年前のブログ記事になります。ご指摘をいただきました。

デジトラックス・デコーダーの サウンドプログラム,その根幹部分(トリガーになるファンクションや操作)を書き換えるには SPJヘルパーという 「アプリケーション」を使います。

現在 ソフトに不具合が生じ、アッセンブル(組み立て)できない状態です。

-不具合部分-
spjヘルパーを使い、デジトラックスのサウンドファイルをアッセンブル(組み立て)するには、一定の条件を満たした 仮の「サウンドファイル」をつけないと、組み立てができません。
SPJヘルパーにある サンプルファイルには、一部のサウンドファイルに「異常」があり、
これがため アッセンブル できませんでした。
動画では、「正常」読み込んでくれるサウンドファイルをコピーし 名前を書き換えて 流用する方法を説明しています。
現在、SPJは、全てのサウンドファイルを、「異常」と認識してしまい、「正常」と読み込んくれる サウンドファイルが、全くない状態です。これでは アッセンブルができません


-原因-
spjヘルパーには、サウンド編集ソフト(フリーソフト。オウダシティなど)が、組み込まれ、連動して開きます。
ところが、オウダシティはフリーソフトゆえに、そのバージョンが2 3・・・と上がりました。この組込まれた側のオウダシティのバージョンアップにより、本体のSPJヘルパーは 適正なサウンドファイルを含めて、「すべて異物」と認識しているようです
-対処-
私が使用している SPJヘルパーは Ver6.2 オウダシティは 古いVer2.1.2です
以下に添付したサウンドファイルは、SPJヘルパーが「正常」と読み込んでいます。

コピーし 名前を変えて 使ってみてください。
SPJヘルパーは 個人 フレッドミラー氏が 作ったアプリです。デジトラックスが保証するものでは ありません。
SPJヘルパーの使い方については、段階を踏んで、再解説する予定です。しばらく お待ちください。

2018年10月 6日 (土)

それでも DCCに掛けてる理由 コスパの公式から

コスパの公式
別に 鉄道模型に限る話ではないのだけど、ここ10年「コスパ」「コスパ」と、うるさく言わます。その基本公式はこう。
1810052
「コスパの公式」の使われ方
一般的に この公式は こう使われます。
1810053
分子 パフォーマンス(効能)が同じなら、コスト(支出)は低いほどいい。
まあ確かに、従来の鉄道模型のパフォーンマンスなんて、限られてます。走行と点灯。ここ20年で進歩といえば、モーターフライホイールがついて、停止がなめらかになったこと、それとPWMで常点灯が実現したこと、それくらいです。
だから 「コストの低さ」に目がいきます。
その結果 「DCC?・・・んな コントローラーにいくらだ?デコーダーにいくらだ?アホかっ!」と 答えが返ります。さっそく、コメントをいただきました。これは理解できます。DCCは 従来のコスパ公式に合わないと。

「コスパの公式」の使い方
私は、「コスパの公式」を こう使います。
1810054
分子のパフォーマンスが大きいなら、コストの上昇は増えて当然。あるいは
コストが上がる けど、それ以上のパフォーマンスを享受できるなら OKじゃないか。

DCCの成否を決めるもの
ですから、DCCの成否は、その「パフォーマンス」がカギになります。DCCの「サウンド」は、形になりました。そのチカラが馬鹿にならないから、メーカーが 代替品を模索せざるをえなくなったのです。天賞堂がカンタムを売り、KATOがサウンドボックスを開発たのですよ。
では 「サウンド」の次は何?。まだ 暗中模索がつづきます。
明日は デジタル鉄道模型の「パフォーマンス」をネタに、飲み会があります。いずれも「アイディア」の出し合いレベルで 実現には遠いのですが。
けど、ワクワク感の大きさは、「KATOの新製品発表」より、はるかに大きいのだ。

太平洋の反対側 「2018 全米ナショナルトレインショー」。鉄道模型が無線交信をはじめてますね。
うーん ぱくられちゃったか なぁ。

2018年10月 4日 (木)

DCCの普及しない理由

DCCの普及しない理由

延々と工作記事を連ねても 息苦しいので ここで道草をします。

鉄道模型趣味の対立軸

鉄道模型の楽しみ方は、「人それぞれ」であるけど、その対立軸はこうです。

「つくる楽しみ」か「買う集める楽しみ」かで、1つの軸。「精密第一」か「走行(パフォーマンス)第一か」で、別の軸。図解するとこうなります。

181002102

各メーカーは こういうポジションに立っていました。

変容した勢力地図

これが、90年代後半のマイクロエース参入から、現在に至る20年で 様相は一変します。

メーカーの企業間競争、割引+ポイントで稼ぐ量販店、不要模型を買い取る中古屋、これらの三位一体は強力です。ことに、次々出される新商品は、あっというまに、既存の車種を網羅してしまいました。表面的には、鉄道模型(とりわけNゲージの)大躍進といえます。

一方で、工作を旨とした模型趣味人にとって、ここまで、精密な完成品が跋扈しまえば、わざわざ「模型つくる意味」が見出せません。躍進の影で、模型工作は、確実に衰退しています。鉄道模型趣味は、大きくバランスが変わりました。

181002104

DCCの立ち位置

DCCの立ち位置は、当初から、現在の主流模型とは「対極」にあります。

メーカーは、DCC模型を作りません。こと日本においては、DCC模型は、ユーザーが「つくるしかない模型」です。また、DCC模型は、その見栄えより、複数同時走行、サウンド、スモーク、つまり、パフォーマンスがものをいう模型です。つまり、DCCは、チャートの中で、ここ20年に「押し込められた土俵際」に 陣取っているのです。よって、その普及は、その位置から見て、最初から苦しい立場にあります。

メーカーが消極的な理由

メーカーがDCC模型を作りたがらないのは、理由があります。

DCC模型は、デコーダーを搭載するため、その価格は倍増します。たとえば、KATOは、NゲージのSL D51等のDCCサウンドモデルを、自社ブランド「ラウンドハウス」から発売していますが、その価格は、アナログが13-4千円に対し、DCCサウンドモデルは3万円です。

残念ながら、模型メーカーはプラ金型製造業です。デコーダーを作る能力はありません。つまり、ユーザーが倍の支出をしても、そのお金は、模型メーカーではなく、デコーダーを作る精密機器メーカーに流れます。

模型メーカーにすれば、DCC模型を買ってもらうより、2台目のアナログ模型、あるいは増結セットを買ってもらうほうが、はるかに儲けが大きいのですよ。

「形勢逆転の目」があるなら

そのDCCに 「形勢逆転の目」がある とるすなら。精密至上主義を押し返すような「パフォーマンス」と、「つくる楽しみの復権」かと 私は思うのです。

181002105


 言うまでもなく、サウンドは、模型のパフォーマンスです。天賞堂やイモンのHOモデルは、元来、「価格をいとわない精密追及」の産物ですが、現在では、サウンドなしに模型は売れません。日本の模型業界を長く支配していた「精密至上主義」のトレンドは、今、潮の変わり目にきています。

 ひょっとして、「完成品を買って集める」というトレンドも、変わる、変えることができるかもしれません。

 前述のとおり、メーカーは、儲けを失うDCC模型をわざわざ製造しません。DCCの担い手は、「工作を忘れたユーザー」です。

そのユーザーが、DCC模型の特長である、プログラミングやオリジナルサウンド編集で、どこまで「つくる楽しみ」を再発見してくれるかは

・・・うーん。

まず、なにをすべきなのか?

DCCの普及について、入口論と出口論に分けて考えました。とりあえず、「ハンダこて」が扱えないと この国のDCCは始まりません。今回の連載 「12歳でもできるDCC改造」も、入口論です。

181002100

その入口論でも まだ、やり残しはありますね。

181002101

 

 

2018年10月 3日 (水)

第6回-2 デジタル試運転

6-2 デジタル試運転

デジタルテスト

18100221

コーダーを装着して。まず、アドレスCV=1を呼び出します。

1810031
未使用のデコーダーは、工場出荷の時点で「03」が設定されてます。これは全世界共通ルールです。03」のサインで OKですこれで、デジタル走行に移れます。

 デコーターが起きない?(「d_ nd」 のサイン)

1810032_2

デコーダーに、応答なしのサイン(デジトラックスでは「d_ond」のサイン)がでたら。デコーダーに至るまでに通電不良があります。

1810023

次のポイントを 最初にチェックします

 フィーダーの差し込み口

 線路への接続

 線路の汚れ ~クリーナで拭く

 車輪の汚れ ~綿棒につけたクリーナー液で拭く

 台車と集電板の汚れ ~綿棒につけたクリーナー液で拭く

⑥ アダプターが しっかりはまっているか?

「模型を分解して工作やり直し」とは限らないので、はやまった行動をとなないこと
以上でも 「だめ」なら

  「断線」が起きています。

 この状態では、アナログでも、走行しません。模型を分解して問題を探ります。

 

デコーダーの悲鳴!「d_nA」のサイン

1810033

デジトラックス社の機器で、「d_nA」のサインがでたら。

1810024

デコーダーとモーターの間で 「断線」が起きています。デジタル走行はしないこと。
この状態では、アナログでも、走行しません。模型を分解して問題を探ります。

 デジタル走行

  5分程度連続運転して デコーダーに触れます
 あまりに「過熱」していれば、それは「デコーダーに問題あり」です。

Img_2273

キハ261の動力車の工作は、以上です。

一時休載のお詫び

続いて、先頭車のヘッドライト(テールライト)、サウンド車の工作に移りますが、「工作のタネ車」がありません。

トミックスでは10月の再生産を予定しています。11月には「再連載」できると思います

第6回-1 アナログ試運転

6-アナログ試運転

講義 アナログ運転できる理由

1810012_2

リード線の結線が済めば、模型内部は、この回線になってます。

1810013

ここで アナログアダプターを差し込めば、電気の流れば アナログ回線です。これで、アナログコントロ-ラで 試運転させます。走行させ問題がなければ、車体工作は「合格」です。

今回の工作

1810025

第2回で作成したアダプターです。

♀側の端子で 「赤とオレンジ」「黒とクレイ」の間に リード線をハンダつけします。

18100220

こうなります。

18100219_2

アナログアダプターを差し込んで

18092923

アナログコントローラーで、アナログ運転します。
ントローラーの安全装置(ショート防止)が作動しなれば、全く問題ありませんこれで、車体側工作に「合格」が 証明されました。



第5回-6 結線

5-6 結線

講義:ダイキャストは電気を通します

Img_2244

テスターを当てれば分かりますが、ダイキャストは電気を通します。
つまり、集電板やリード線のつなぎ目が、ダイキャストに当たると、そこから、ショートや通電不良が起きる ということです。デコーダー焼損事故の主役は、ダイキャストなのです。

➡チェック!:リード線から~ダイキャストへの漏電はない?

18100212

いろいろ工作して、座席板を閉めましたが、内部で ダイキャストに接触することで、漏電が起きていないか?

りード線とダイキャストにテスターを当てて、漏電をチェックします。

1810010

たとえば、絶縁シートを忘れていると ダイキャストと集電板が接触して、漏電反応がでます。

➡チェック!:結線前にもう一度確認 アダプター自体に漏電はない? 

18100213

苦労して自前工作しましたが、自前工作ゆえに、過信してはいけません。結線の前に 確認します。

①各端子は、正しくリード線に通電していますか?

②となりの端子に漏電していませんか?

復習:直線の結線工作

 第3回-2で 直線の結線工作を解説しています。クリックして復習してください。

今回の工作 リード線の結線

18100215

現物を合わせ 結合点をマーク

18100216 

フックを合わせて 位置を確定

18100217

4線全て、フックを合わせてから 

18100218

作業しやすい位置で結線します。
「合わせ➡結線➡合わせ➡結線・・・」という段取りは、作業を窮屈にします。

18100219

線が浮いていますね(笑) できがよろしくありません。
・・・浮いた線は 最終的に、ゴム系接着剤で座席板に張り付ける こととします。


 

 

2018年9月30日 (日)

第5回-5 車体の組立

5-5 車体の組立

今回の小道具 ピンバイス

18093018

工作のプロセス

18093017

   組み立て①:リード線の引き出しと集電板の組み込み

18093012

   組み立て②:台車の組み込み

18093013

   組み立て③:モーターとシャフトの接続

18093014

   組み立て④:「③」の組み込み

18093015

   組み立て⑤:座席板のかぶせ

   【注意】 絶縁シートの入れ忘れに注意
         忘れると ダイキャスト漏電が起きます。

 

トラブル!座席板が収まらない

180930189

無理して収めようとしないこと。「ツメ」を破損してしまえば、その模型は万事休す です。
原因と対処は 次の通りです

① ハンダメッキの際 集電板にのせた「ハンダ盛り」が厚すぎ

  はんだ吸収線で、ハンダを吸い取り、工作をやり直します。

② 集電スプリングのハンダ部分が、大きすぎる

  工作のやり直しなら 集電プリングは トミックスの公式通販サイトで入手できます。

  代替案は こんな手があるかも。にこまつさん から コメントをいただいてます。

18093010

③ 熱収縮チューブに厚みがある

  ポリィミドテープ(カプトンテープ)は0.06mmです。このテープを利用してください。

★そもそも、模型自体が DCC改造を前提に設計されていません。リード線やハンダの
 ような「厚みのないもの」であっても、異物は異物であって、それが理由で、模型の
 収まりは、当然悪くなります。ここで 「無理やり収まる」なら、上出来なのです。 

チェック!:車輪駆動テスト

18093016

問題の原因は、その症状しだいです。冷静に分析することが大切です。

1コントローラーの安全装置(ショート防止)が 働いていないか?

  安全装置が落ちるのは、リード線のショートが原因です。
  内部で、集電スプリングが接触しています。
  あるいは 絶縁シートを入れ忘れてます。

2モーターが動くか?(うなる音がするか?)

  モーダーが動かないのは、リード線の断線です。
  スプリングとリード線のはんだ付けが、断線しています。

3台車の車輪が 回まわっているか?(両方の台車をチェック)

  モーターが空転するのは、モーターと動力シャフトが外れているためです

第5回-4再配線 集電板とモーターの絶縁

5-4再配線:集電板とモーターの絶縁

1809266
モーターの集電スプリングが、集電板から給電しないよう、この部分を絶縁します。


工作のプロセス
1809307
集電スプリングの当たる位置に、熱収縮チュブーをかぶせます。
こて先の汚れを防ぐため、こての根本で 熱を与えます。
1809308
代替品:ポリィミドテープ(カプトンテープ)
 代替というより、絶縁素材なら、こちらが本家本筋ですね。

第5回-3再配線 モーターからアダプターへ【難】

5-3再配線 モーターからアダプターへ【難】

1809264

今回の小道具:逆作用ピンセット

1809268

力を加えて摘まむのが、一般のピンセットなら、力を加えて放すのが、逆作用ピンセット。微細な材料に、ホルダーとしても、断熱クリップとしても、使えます。

工作のプロセス

18092911

リード線の被膜を剥ぎ、芯材を撚り、フックを作ります

18092910

モーターの集電スプリングを取り出し

180929100

逆作用ピンセットで しっかり ホールドします。飛ばさないように注意

18092912

スプリングの先端を引っ張り、フックを掛ける場所をつくります

18092914

フックをかけます

18092915

はんだ付け 「コテ先」の復習

18092916

小さな部品にハンダするので。「B型のこて先」に換装します

18092917

材料を、逆作用ピンセットでしかりつかんで、フック部分をハンダつけします【難】

18092918

ハンダ材の量を抑えるためには、先端の「ななめカット」がコツです。 これも復習

18092919

リード線を引っ張り、外れなければOK

18092920

完成。白のリード線にも、同じ工作をします

➡チェック!:モーター駆動テスト

リード線から集電スプリングに通電しているか、モーターを回して確認します。

18092921

モーターに、リード線を付けた集電スプリングをセット

18092922

以前作成した「キメラなフィーダー」。リード線の先端を咬ませて

18092923

アナログコントローラにセット、電気を送ります。

18092924

モーターが回転していますか?



2018年9月29日 (土)

第5回-2再配線(ハンダメッキ) 

第5回-2:再配線 ハンダメッキ

1ハンダメッキ(予備ハンダ) 講義
 今回使うテクニックです。
1809291
 集電板(銅)にリード線(ビニール被膜線)をどうつなぐか、という課題です
1809292  
 被膜を剥ぎ、芯材を撚る。これは基本どおり。
1809293_2
 ここで、芯材だけに、溶かしたハンダを しみこませます。
1809294_2
 集電板にも、接合部に 溶かしたハンダを広げます。
1809295
 芯材を接合部に押し当て、こてで周囲のハンダを溶かします
 ハンダ材が溶け合い、接合します。
 今回、集電板(銅板)にリード線を接合するケースでは、このテクニックを使うまでもなく、
 接合できます。が、ハンダメッキは、リード線の接合が困難な場合、接合部分(ランド)が
 極端に小さい場合に、用いられる”基本テクニック”です。
 今後のために、紹介しました。
 
2 実習
 集電板にリード線を繋げます。
1809301_2
 被膜を剥ぎ、芯材を撚る。ここは基本どおり。5mm」
1809302
 芯材に、溶かしたハンダを載せ 芯材をなびる。こて先は「D型」
 ※AWG32(外径0.4mm)の芯材は 非常に繊細で はんだ材の載りが悪いです。
  下の模範動画のように、できません。
  はんだ材の付着に、こだわりすぎないでください。付着が不完全でも、接合できます。
  逆に、熱を与えすぎると、芯材が劣化します。 
  付着が悪い場合「はんだペースト」を塗布するのも 一手です。
1809303
 集電板にも、接合部に 溶かしたハンダを広げます。幅は、集電板の半分程度。
 こちらは 容易です。
 ※ハンダ材が多すぎる場合、はんだ吸収線で吸い取らせ やり直してください。
  ハンダ盛りを最低限にしないと、模型が収まらなくなります。
1809305
 芯材を、接合部に押し当て、「D型こて」で、周囲のハンダを溶かします。
 ハンダ材が溶け、接合します。
 
3参考動画
 

第5回-再配線、組立て、そして結線 

5-1: リード線の配置

1809263 

裏の集電板から 表のアダプターに リード線を繋げる工程です。

18092800

リード線の位置取りが 今回の課題。まず ツメのある場所は選択できません。

1809282

裏側にモーターが搭載されている場所も、避けます。
となると、プランAとしてこの配線。モーターの手前に 配線する方法。
見栄えはいいのですが、リード線が短いと、作業が窮屈になります。
不器用モデラーには、向きません。

1809281

プランB。モーター部分を避けて、長く配線する方法。リード線が長く、見栄えは良くありませんが、リード線が長い分、余裕もl融通も効きます

よって、配線配置はプランBにします。リード線は長くとも 中央に寄せた線は 窓からは見えにくいものです。

2018年9月27日 (木)

第4回-5 モケイの解剖②モーター摘出まで

第4回-5 モケイの解剖 ②モーター摘出【参考】

【注意】
分解確認した後で、分かることですが、このTomixキハ261の場合、「モーターの取り出し」は、DCC改造上、全く無用な行為でした。ですから「参考」とします。
これは一般論ですが、他のメーカーや車種では、モーターに直接リード線をはんだづけするケースが、多々あります。そのためには、モータを取り出だし、確認するしかありません。この一般ケースを想定して、今回はあえて「モーターの確認」まで、解剖をすすめます。
1809271
動力シャフトを取り出し
1809272
台車の取り出し
1809273
集電スプリングの取り出し
1809274
エンジンカバーの取り外し
1809275
ダイキャストの裏側も 矢印方向をマーク
1809276
取り出した部品は 紛失しないように、密閉ケースで保管します。
1809277
モーターには 組み立て方向マークがありません。組込み方向を自分でマークします。
1809278
ダイキャストの裏側にも モーターの方向をマークします。
1809279
取り出したモーター。模型の心臓

撤退

18092711
集電スプリングを入れて、テスターで通電を確認します。
18092712
つまり このように、スプリングにリード線をはんだづけすれば、
18092713
モーターへ給電ができます。
18092715

モーターは、プラケースに収まって言いますが、ケースを外すことに、全く意味がありません。ここで「解剖」をやめます。

この「撤退の判断」は大切です。必要以上に分解すると、元に戻せないことや機能を著しく毀損してしまうことが、多々あるからです。

とはいっても、超えてはいけないデットラインを超えて分解しないと わからないことも 多々あるのですが・・・。

【工作の別解】

 コメントとアドバイス をいただいてます。

 カバーまで外せば、見てくるのですが、モーターの端子にはリード線を通す「穴」が
 あったようです。この「穴」を使えば、ハンダ付けにリスクはないし、ハンダつけ
 しなくとも、モーターへの給電に支障がない・・・かもしれません。

 この場合、難題な「スプリングへのはんだ」は無用になります。工作が一気に軽減
 しますね。

 後日 機会をみて、この方法を記事にするつもりです。

 








2018年9月26日 (水)

第4回-4 DCC改造の見通し

DCC改造の見通し 

ここで 解剖の手を止めて これからのDCCの改造を見通します。

18092012

1809261 

アナログ鉄道模型の「電気の流れ」です。

18092014

1809262

DCC模型の「電気の流れ」です。

1809263

従って 改造工程の1として、集電板からアダプターに配線し

1809264

改造工程の2 アダプターからモーターに配線し

1809266

改造工程の3 モーターと集電板を絶縁

1809267_2

アダプターに デコーダーを差し込んで 完成させます。




第4回-3 モケイの解剖

モケイの解剖

0.今回使用する道具

1809251

精密ドライバー(-)

 車体をこじ開けるのに使います。こじ開けに使うと、曲がり癖がつき、ドライバーとして使えなくなります。セットではなく単品で購入し、「こじ開け専用」にしてください。

1.ボディの取り外し

1809252

 これは 指で外れます。

1809253

ボディや

1809254

ユニットに記載された 「矢印」を確認

Img_2166

サインペンで

Img_2163

マークします。マークに合わせることで、組立方向を間違えるミスを防げます

2座席板の取り外し【難所です】

1809286

Nゲージの床下ユニットは 実にカッチリと組み合わされています。この間にモノを挟むことは、いかに薄く作製したとしても、不可能なような、感じさえします。

ま それは後々の問題です。先に進めます。

187092858

一番端のツメから 「ツメ」に精密ドライバーを「ツメ」こじ入れます。こじ入れることで、中途半端に「ツメ」を浮かせる。そこでストップですそれ以上 無理して外すと「ツメ」が破損します。

18092859

隣の「ツメ」を浮かせる。できたらその隣の「ツメ」・・・一列全部浮かせます。

18092510

これで 半分はずれます。

18092511

反対側の「ツメ」も 同様に浮かせますが、半面浮いてたため、板が傾き
「ドライバーのこじ入れ」は、より困難になります。それでも こじ入れて
「ツメ」を浮かせます。これが難所です。
次、次と隣のツメを攻略します。

18092512

座席板が 外れます。

18092513

「絶縁シート」をめくると モケイの開腹 成功です。


«第4回-2 リード線を直線につなぐテク